こんにちは京子です。
本日ご紹介するのは
1月9日に八坂神社の境内にある
北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)で行われました
えびす船巡行(えびすふねじゅんこう)です
八坂神社は京都市の東
祇園と呼ばれる地域にあり
通称、『祇園さん』とも呼ばれています。
※詳しくは、八坂神社の記事をご覧ください。
そんな八坂神社の境内には
商売繁盛の神様で有名な
『えびすさん』を祀る
北向蛭子社があります
※祭神の事代主(ことしろぬし)はえびすさんと同一視されています。
通称、『祇園のえべっさん』として親しまれているこの社は
社殿が北向きに建つという
非常に珍しい作りになっているんですよ
また『日本3大えびす』に数えられる
今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)のえびすさんは
八坂神社の氏子が今宮に移り住んだ時に
事代主を祀ったのが始まりと言われています
※詳しくは、北向蛭子社の記事をご覧ください。
七福神や福娘など総勢70人程の行列が
四条通(京都のメインストリートの1つ)をパレードするイベントです
途中、金の烏帽子(えぼし・縦長の帽子)に
巫女装束の福娘が商店などに入り
福笹を届けるんですよー
それでは早速レポートしていきましょう。
14時頃
北向蛭子社に到着すると
福笹や縁起物などを求める人で
賑わっていました
しばらくして
北向蛭子社前に七福神や福娘らが集まり
巡行の前にお祓いをします。
その後、八坂神社の北側にある石段に移動するのですけれど
出発までの間は絶好のシャッターチャンスという事もあって
七福神や福娘達の周囲にはカメラマンで溢れていましたよ
そして15時になると
いよいよ行列が出発します。
福娘を先頭にえびすさんが登場です。
実はこのえびすさん
北向蛭子社の本殿前に置かれている
『ふれあいえびす像』なんです
つまり行列が巡行している間は
北向蛭子社前のえびす像は
不在になっているという事ですよね
その後、祇園太鼓が続き
七福神が乗ったえびす船に
福笹を乗せた福笹船が続きます。
七福神全員がお面を被っているのかと思っていたのですけれど
弁財天だけは被っておらず
終始笑顔を振りまいていらっしゃいました
行列は四条通を西へと進んで行くのですけれど
福娘は福笹を届ける為に
商店を次から次へと回ります
行列は福娘が商店へ行っている間も進んでいるので
福笹を配り終えた福娘は急いで元の位置まで戻られてました。
この後、八坂神社から約1kmほど離れた所にある
冠者殿社(かんじゃでんしゃ)では拝礼(2礼2拍手1拝)が行われました。
この冠者殿社には
八坂神社の祭神である素戔嗚尊(すなのおのみこと)の荒々しい勇猛な魂である『荒魂(あらみたま)』を祀っています。
そして今度はUターンポイントでもある
長刀鉾保存会の場所でも拝礼を行います。
ここでは素戔嗚尊の『和魂(にぎみたま・荒魂と対をなす穏やかな心を持つ魂)』が祀られていました。
※長刀鉾保存会の場所について詳しくは、祇園祭 2012 吉符入・長刀鉾稚児舞披露(長刀鉾保存会)、祇園祭 2011 吉符入・長刀鉾稚児舞披露(八坂神社)、祇園祭 2010 吉符入・長刀鉾稚児舞披露(八坂神社)の記事をご覧ください。
その後、来た道を戻り
16時40頃に八坂神社へ到着すると
本殿前で拝礼が行われて終了です。
ちなみに北向蛭子社から出払っていたえびすさんは
「えびすさんが戻られます」というアナウンスがあり
無事に元の位置まで戻されていましたよ
一連の流れは動画でご覧ください。
福娘は毎年公募されているので
写真と動画を見て興味が沸いた人は
応募されてみては如何でしょうか
去年の福笹は恵美須神社で購入しましたけれど
今年は北向蛭子社の前で売られていた福笹を購入してみました
※去年の恵美須神社の様子は、十日ゑびす大祭 招福祭 2012(恵美須神社)、十日ゑびす大祭 宵ゑびす祭 2012(恵美須神社)、十日ゑびす大祭 初ゑびす 2012(恵美須神社)、十日ゑびす大祭 残り福祭 2012(恵美須神社)の記事をご覧ください。
巫女さんにより1つ1つ丁寧に付けられた縁起物ですから
これで商売繁盛(アクセスアップ)は間違いなし
ちなみに明日も福笹の販売は行われていますので
お時間のある方はお参りされてみてはいかがでしょうか
9、10日限定で、本殿・大国主社・蛭子社を巡って御朱印を頂く『三社詣』が行われます。
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