こんにちは京子です。

今回ご紹介するのは

1月8日に聖護院(しょうごいん)で行われました

寒中托鉢修行

寒中托鉢修行(かんちゅうたくはつしゅぎょう)です


聖護院について簡単に説明しますと

1090年に白河上皇が熊野詣(くまのもうで・現在の和歌山県と三重県の境にある神社を参拝する事)をした時に

僧・増誉(ぞうよ)が案内役を務め

その功績に聖護院というお寺を賜ったのが始まりです。

また門跡寺院(もんぜきじいん・皇族や摂家が出家する位の高い寺院)としても知られているんですよ

※詳しくは、高祖報恩大会 2012(聖護院)の記事をご覧ください。


そんな聖護院で行われる寒中托鉢修行

家内安全や無病息災などを祈り

山伏が法螺貝を吹きながら托鉢をします

※山伏とは験(しるし・霊力の一種)を身につける為に、山中にて厳しい修行をしている人達の事です。


托鉢とは

信徒の家々を巡ってお経を唱え

生活に必要な最低限の食料や金銭を鉢に受けて回る事を言います。


それでは早速レポートしていきましょう。

聖護院門跡

12時頃、聖護院に到着すると

既に多くの山伏達が集まっていました。


しばらくして、境内から鐘が鳴らされると

約100人程の山伏が

宸殿前に集合

宸殿前に集合します


門主(住職)の方が宸殿の中に入られると

般若心経が唱えられました

山伏達により般若心経が唱えられました。


太鼓が鳴らされる中唱えられます。

太鼓が鳴らされる中、唱えられます。



10分ほど唱えられると

門主から寒中托鉢修行についての挨拶がありました。


1936年から続けられているのは

信徒の方々いらっしゃるからであり

またそれを祈願出来るのは

健康に恵まれている証であるともおっしゃられていました


その後

導師になる山伏達

今年、導師(どうし・リーダー)になる山伏が呼ばれ、賞状が渡されると

托鉢中における注意事項の説明があり

御神酒

御神酒が振舞われました。


この後、山伏は托鉢修行に出る為に隊列を整え

一般人は外に出るように説明がありましたよ。


ここまでの様子は動画でご覧ください。



そして15分後

聖護院から出発

いよいよ聖護院から出発します。


100名ほどの山伏が

1チーム7人前後に分かれて

各担当の地域を托鉢します


玄関前であったり

時には家の中まで入って行き

お経を唱えていました


托鉢の様子は動画でご覧下さい。



こうして14日までの7日間に

のべ6千軒の家々を回るんだそうです。

凄い数ですよね~


そんな寒中托鉢修行が行われた聖護院の場所はコチラです↓


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