こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
1月8日に聖護院(しょうごいん)で行われました
![寒中托鉢修行](2013/01/08/01/2013-01-08-8.jpg)
寒中托鉢修行(かんちゅうたくはつしゅぎょう)です
聖護院について簡単に説明しますと
1090年に白河上皇が熊野詣(くまのもうで・現在の和歌山県と三重県の境にある神社を参拝する事)をした時に
僧・増誉(ぞうよ)が案内役を務め
その功績に聖護院というお寺を賜ったのが始まりです。
また門跡寺院(もんぜきじいん・皇族や摂家が出家する位の高い寺院)としても知られているんですよ
※詳しくは、高祖報恩大会 2012(聖護院)の記事をご覧ください。
そんな聖護院で行われる寒中托鉢修行は
家内安全や無病息災などを祈り
山伏が法螺貝を吹きながら托鉢をします
※山伏とは験(しるし・霊力の一種)を身につける為に、山中にて厳しい修行をしている人達の事です。
托鉢とは
信徒の家々を巡ってお経を唱え
生活に必要な最低限の食料や金銭を鉢に受けて回る事を言います。
それでは早速レポートしていきましょう。
![聖護院門跡](2013/01/08/01/2013-01-08-2.jpg)
12時頃、聖護院に到着すると
既に多くの山伏達が集まっていました。
しばらくして、境内から鐘が鳴らされると
約100人程の山伏が
![宸殿前に集合](2013/01/08/01/2013-01-08-1.jpg)
宸殿前に集合します
門主(住職)の方が宸殿の中に入られると
![般若心経が唱えられました](2013/01/08/01/2013-01-08-3.jpg)
山伏達により般若心経が唱えられました。
![太鼓が鳴らされる中唱えられます。](2013/01/08/01/2013-01-08-4.jpg)
太鼓が鳴らされる中、唱えられます。
10分ほど唱えられると
門主から寒中托鉢修行についての挨拶がありました。
1936年から続けられているのは
信徒の方々いらっしゃるからであり
またそれを祈願出来るのは
健康に恵まれている証であるともおっしゃられていました
その後
![導師になる山伏達](2013/01/08/01/2013-01-08-5.jpg)
今年、導師(どうし・リーダー)になる山伏が呼ばれ、賞状が渡されると
托鉢中における注意事項の説明があり
![御神酒](2013/01/08/01/2013-01-08-6.jpg)
御神酒が振舞われました。
この後、山伏は托鉢修行に出る為に隊列を整え
一般人は外に出るように説明がありましたよ。
ここまでの様子は動画でご覧ください。
そして15分後
![聖護院から出発](2013/01/08/01/2013-01-08-7.jpg)
いよいよ聖護院から出発します。
100名ほどの山伏が
1チーム7人前後に分かれて
各担当の地域を托鉢します
玄関前であったり
時には家の中まで入って行き
お経を唱えていました
托鉢の様子は動画でご覧下さい。
こうして14日までの7日間に
のべ6千軒の家々を回るんだそうです。
凄い数ですよね~
そんな寒中托鉢修行が行われた聖護院の場所はコチラです↓
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