こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは1月7日に
西院春日神社で行われた
若菜節句祭(わかなせっくさい)です
1月7日は、五節句の1つ『人日(じんじつ)の節句』です。
別名『七草の節句』とも言われる、この日に合わせて
西院春日神社では
若菜節句祭を行い、神前に七草をお供えし
参拝者には『若菜がゆ(七草粥)』の接待をして
無病息災・延命長寿を祈願します
ちなみに
1月7日に七草を食べる習慣は中国大陸からやって来た考え方です。
元日から各日に
1月1日『鶏』、1月2日『犬』、1月3日『猪・豚』
1月4日『羊』、1月5日『牛』、1月6日『馬』
1月7日『人』が割り当てられ
その日に該当する動物を大事にしてきました
つまり1月7日は人を大切にする日だと考えられていて
体に良い『若菜(七種類の野菜)』を入れたお吸い物を食べ
無病息災・延命長寿を祈願したそうです。
こうした事を起源とし
人日の節句には七草粥を食べる風習が
日本に浸透したんですね。
では早速レポートしたいと思います!!
10時より、まずは本殿にて神事が行われます。
お祓いに始まり、祝詞奏上などが行われます
ちなみに
この日は若菜節句祭と一緒に
古札焼納祭(こしんさつしょうのうさい)も行われ
使い終わった絵馬や破魔矢(はまや)などが燃やされます
毎年、節句の日に合わせて
行われているそうですよ。
境内には古札焼納祭の為に、火床のスペースが設けられていました。
舞殿にて、古式に習い
火越しの器具(マイギリ式)を使って火を起こします。
10分程をかけて、着火に成功すると
枯れたヒバ(ヒノキ科)に一度、火を移し
その後、ロウソクに火を移動させます。
この後、境内の南西側に作られた火床に移動し
絵馬や破魔矢を燃やします
燃やしている間は、神職の方により
大祓詞(おおはらえことば)が奏上されます。
大祓詞は奈良時代から続く祝詞(のりと)の1つで、別名『中臣の祓(なかとみのはらえ)』と言います。
こうして無事に古札焼納祭が終わると
11時より若菜がゆ(七草粥)の接待が行われます。
ちなみに七草とは
『せり』『なずな』『すずな』『すずしろ』『ほとけのざ』
『ごぎょう』『はこべら』ですよ。
この若菜がゆ(七草粥)は数に限りがあるそうなので
なるべく早めに行かれた方が良いと思います
そして、この日
拝殿には『白馬飾り(あおうまかざり)』もお供えされています
かつて宮中で行われていた
白馬節会(あおうまのせちえ・白馬を見て邪気を払う行事)に倣い
お供えされているんですよ
白馬なのに何故、あおうま?と呼ぶのかと言いますと
中国からもたらされた
陰陽五行説(いんようごぎょうせつ・日本では陰陽道)が起源となっていて
青色は春を表すそうです。
そして、馬は春の動物と言われ
朝日に映える白馬の体は『青毛』に見える事から
白馬と書いて、あおうまと呼ぶそうですよ。
参拝者には金箔入りのお神酒もいただけましす。
こうして無事に古札焼納祭が終わると
こうして、若菜節句祭では
『七草粥』を食べ健康を祈願し
『白馬』を見て邪気を祓うんですよ