こんにちは京子です。
本日は京都検定の過去問を解説と写真付きで
お送りしたいと思います。
腕試しに是非チャレンジしてみて下さいね
では、1問目です!!
【問題】
花背(はなせ)、雲ヶ畑(くもがはた)、広河原(ひろがわら)などで行われる「松上げ」は、どこへの献火として行われる行事か。
ア.比叡山
イ.鞍馬山
ウ.愛宕山
エ.音羽山
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.愛宕山
松上げは
火を奉納し火除けを祈る祭で
松明をカゴに投げ入れるイベントです。
五穀豊穣を願ったり、お盆に迎えた精霊(祖先の霊)を
再び送り返す意味も込められているんですよ
※松上げについて詳しくは、花背の松上げ 2012(花脊八桝町)、広河原松上げ 2012(広河原)、小塩の上げ松 2012(小塩)の記事をご覧ください。
愛宕山にある愛宕神社は
火除けのご利益がある神社として知られています。
毎年7月31日から8月1日にかけて行われる
『千日詣(せんにちまいり)』では
千日分の火伏・防火の御利益があると言われ
沢山の人で賑わうんですよ
※千日詣について詳しくは、千日通夜祭 2012(愛宕神社)の記事をご覧ください。
続きまして、2問目です!
【問題】
歌人の吉井勇を偲んで、白川南通の川沿いに建つ歌碑の前で、毎年11月8日に催される行事を何というか。
ア.かにかくに祭
イ.もみじ祭
ウ.八朔祭
エ.亥子祭
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.かにかくに祭
かにかくに祭は吉井勇が読んだ石碑の前で
彼を偲び芸舞妓らにより献花が行われます。
彼は祇園を愛し
明治から昭和にかけて活躍した人なんですよ
歌碑には
「かにかくに 祇園はこひし寝るときも枕のしたを水のながるる」
と書かれています。
『かにかくに』とは『とにかく』という意味で
歌碑を訳してみると
「とにかく祇園は恋しいんだよね。だって、こうして寝ていても
俺の枕の下からは川の水が流れる音が聞こえてくるよ」
と言っているんですね
※詳しくは、かにかくに祭の記事をご覧ください。
3問目に行ってみましょう!
【問題】
延暦4年(785)に起こった( )の暗殺事件で、大伴氏一族とともに捕まった早良親王(さわらしんのう)は、乙訓寺に幽閉された。
ア.藤原種継(ふじわらのたねつぐ)
イ.藤原小黒麻呂(ふじわらのおぐろまろ)
ウ.藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)
エ.藤原清成(ふじわらのきよなり)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.藤原種継
藤原種継は桓武天皇からの信頼が厚く
平城京から都を移す際に
長岡京の場所を助言した人です
しかし遷都後しばらくして彼は暗殺されます。
その暗殺事件に関与していたとして疑われ乙訓寺に幽閉されたのが
桓武天皇の弟である早良親王なんですね。
※藤原種継暗殺事件について詳しくは、乙訓寺 その1の記事をご覧ください。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません
ズバリでお答え下さい!
【問題】
相国寺の法堂(はっとう)天井に描かれている龍は「鳴き龍」として知られるが、この「蟠龍図(ばんりゅうず)」の作者は誰か。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
狩野光信(かのうみつのぶ)
狩野光信は狩野永徳の長男で
安土桃山時代に活躍した絵師です。
そんな彼が法堂に描いた龍は
ドーム型になっている天井に描かれています。
絵の中心付近で手を叩くと音が反響して
龍の鳴き声のように聞こえるので
『鳴き龍』と呼ばれているんですよ
※詳しくは、相国寺の記事をご覧ください。
という事で本日も4問出題させていただきました
皆さんは何問正解されましたか?