こんにちは京子です!
今回は京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので、是非
問題に挑戦してみてくださいね
では早速1問目です。
【問題】
百夜通い(ももよがよい)とは、深草少将(ふかくさしょうしょう)が( )のもとに通い続けたという伝説である。
ア.紫式部
イ.清少納言
ウ.小野小町
エ.吉野太夫
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ウ.小野小町
百夜通いとは
歌人・小野小町に恋をした1人の男性『深草少将(ふかくさしょうしょう)』が
「百夜(100日の間)毎日、私の元へ通い続けてくれたら、一緒になってあげてもいいわよ」
と小町に言われ
毎夜、山を越えて通うという話です。
しかし、100夜目にして吹雪に見舞われ
山の中で少将は息絶えてしまったという悲しい物語なんですよ・・
ちなみに
かつて彼の屋敷があった場所だと伝えられている
欣浄寺(ごんじょうじ)の堂内には
深草少将の立像を見る事が出来ます
では2問目です!
【問題】
おくどさんの荒神棚(こうじんだな)には、布袋さんを並べる風習があるが、この布袋さんは( )にお参りしたときに買う。
ア.伏見稲荷大社
イ.八坂神社
ウ.平安神宮
エ.石清水八幡宮
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
ア.伏見稲荷大社
『おくど』とは竈(かまど)の事です。
京都では、何でも「○○さん」と付ける風習がある事から
竈の事を『おくどさん』と呼んでいたというワケです
火伏せの神『荒神様』の使いが布袋さんである事から
このような風習が生まれたと言われています
では3問目に行ってみましょう!
【問題】
葵祭の神事のうち、降臨した神霊を新馬にのせて下鴨神社に還す祭はどれか。
ア.御禊神事(みそぎしんじ)
イ.御阿礼神事(みあれしんじ)
ウ.歩射神事(ぶしゃしんじ)
エ.御蔭祭(みかげまつり)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
エ.御蔭祭
御蔭神社の祭神である
玉依姫命(たまよりひめのみこと)と、その父にあたる
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の
『荒御霊(あらみたま)』をお迎えに上がり
下鴨神社まで連れて帰る神事です
※荒御霊とは神様の霊魂の種類の1つで『荒々しい勇猛な魂』の呼び名です。
この荒御霊を連れて帰る際に
新馬に一度、遷されるんですね。
こうした事から、下鴨神社に到着した際に披露される
『東游(あずまあそび)』は新馬に対して行われるんですよ。
※詳しくは、御蔭祭 2012 前編(下鴨神社・御蔭神社)、御蔭祭 2012 後編(下鴨神社・御蔭神社)の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
二条城の二の丸御殿(国宝)は、車寄に続いて6棟が雁行して立ち並ぶ武家風書院造で、大広間と黒書院をつなぐ板敷き大廊下は( )と呼ばれている。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
蘇鉄の間(そてつのま)
徳川幕府、最後の将軍である徳川慶喜が
大政奉還をした場所であり
世界文化遺産にも登録されているお城です
蘇鉄の間は
大広間と黒書院を繋ぐ廊下で
『うぐいす張り』になっていて
歩くとキュキュキュと、うぐいすが鳴くような音がします。
これは、部屋の中からでも
廊下を歩いている人がいると知らせる為なんですね。
つまり、敵の侵入を知らせる工夫が施されている
というワケです。
という事で本日も4問出題させていただきました
皆さんは何問正解されましたか?