こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは11月14日に
新日吉神宮(いまひえじんぐう)で行われた
火焚祭(ひたきさい)です。
秋の収穫後に行われ、五穀豊穣の感謝を表す神事で
家内安全や厄除開運など
様々な願いが書かれた
護摩木(または火焚串)を焚き上げます
新日吉神宮についても簡単にご説明しますと
叡山(大津)にあった日吉大社(ひよしたいしゃ)を勧請し
建てられた神社で
神使が猿である事から
境内には、カゴに入った2匹の猿の像が鎮座しているんですよ
猿は『去る』に置き換えられ
『魔除け(魔が去る)』の象徴とされており
参拝すると厄払いなどのご利益がある神社なんですね
※詳しくは新日吉神宮の記事をご覧ください。
では早速、火焚祭をレポートしたいと思います!
まずは15時より、本殿にて神事があります。
お祓いや宮司の祝詞(のりと)奏上が終わると
1人の神職の方が出て来られ
数本の護摩木を積み上げた
小さな護摩段に火が点けられます。
※境内には護摩壇が2つあり、後ほど大きな護摩壇にも火が点けられます。
この後、本殿では巫女による神楽が奉納されます
これが終わると、続いて舞殿前で
湯立神事が行われます。
釜の中の煮えたぎった湯を笹を使い、振り撒く神事で
こうしてお祓いをするんですね♪
ちなみに、このお湯を浴びれば
無病息災で過ごせると言われているんですよ
煮えたぎった釜の前で
塩や米を撒き、最後にお酒を入れます。
お酒を入れています。
こうして釜の湯を清めると
続いて『杓取の儀』を行い
天上界の水を汲み取り入れ、釜の中に入れる仕草をします。
この後、神前へとお湯をお供えします
神職の方により、本殿へと献上されます。
そして、雅楽が鳴り響く中
いよいよ笹を使って
お湯を一面に振り撒きます
煮えたぎる釜の湯を散らして
邪気を祓うんですね~っ
そして最後に護摩壇に火を点けます
中に、どんどん護摩木を入れ
徐々に火が大きくなってくると
宮司さんより、大祓詞が書かれたプリントが
参列者に配られ、これを全員で読み上げます。
※大祓詞は奈良時代から続く祝詞(のりと)の1つで、別名『中臣の祓(なかとみのはらえ)』と言います。
この間も、どんどん護摩木が
護摩壇に投げ込まれます。
護摩壇の中には、お酒も入れられていました。
後半は
参拝者も、護摩木を投げ入れる事が出来ます
そして約30分ほど火焚きを行った後は
護摩壇の中に『みかん』が入れられます。
これは神前に供えられていたお下がりで
火焚を行う際は、お下がりのみかんを焼いて
みんなで食べたり、持って帰ったりするのも風習の1つなんですよ
この他にも、数に限りはありますが
湯立神事で使われた笹(福笹)もいただく事が出来ます。
そんな火焚祭が行われた新日吉神宮の場所はコチラ↓
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