こんにちは京子です。
こちらのページでは、粟田神社で巡行に使われた
粟田大燈呂(あわただいとうろう)をご紹介します。
青森『ねぶた祭』の起源・源流と言われているもので
古くは戦国時代の文献にも登場するんですよ
3~5メートルもの巨大な燈呂は
当時、町衆や公家までも
驚かせたものであった事は確かなようです
江戸時代後期には一度途絶えたようですが
2008年に、約180年ぶりに粟田大燈呂が
京都造形芸術大学の学生の協力の元、復刻され
見事に復活したんですね。
では、そんな迫力ある粟田大燈呂をご紹介します
クシナダヒメ
粟田祭で行われた石見神楽にも登場した神様です。
彼女はヤマタノオロチに食べられそうなところを
スサノオノミコトに助けられるんですよね
※2人のお話に関しては貴船祭 2010(貴船神社)の記事をご覧下さい。
スサノヲノミコト
クシナダヒメを助けたヒーローであり
粟田神社の祭神です。牛頭天王とも同一視されている
神様なんですよ
ヤマタノオロチ
先ほどのクシナダヒメを食べようとした大蛇です。
日本神話ではスサノヲノミコトが退治しちゃいます
観音様と歓喜天
抱き合っているのは
観音様と歓喜天(かんきてん・像の姿をした神様)です。
女性に化けた観音様が歓喜天を
説き伏せている様子を表現しているそうです。
稲荷狐
お稲荷さんといえば狐です。
制作されたそうです。
※神社に関して詳しくは合槌稲荷神社の記事をご覧下さい。
阿弥陀如来
こちらは知恩院の本尊である阿弥陀如来像に由来し
制作されました
法然上人
知恩院を開基した法然上人に由来し
制作されたそうです
※知恩院に関しては、知恩院 その1や知恩院 その2をご覧下さい。
恵比寿さん
七福神の1人として知られる恵比寿さんです。
鯛に抱きついている姿がとても愛らしかったです
粟田大燈呂は巨大な為、こうして上にも気をつけないといけません。こちらは棒を使って、枝が大燈呂に当らないようにしているんですね。
という事で
2012年に登場した8基の粟田大燈呂を紹介させていただきました