こんにちは京子です
今回ご紹介するのは
10月6日に平安神宮で行われた・・
日吉大社 東本宮神輿 神楽奉納(ひよしたいしゃ ひがしほんぐうみこし かぐらほうのう)です。
滋賀県にある日吉大社の神輿が
延暦寺へ一度入り
そこから京都市内を車に乗せて巡行します
最後に平安神宮前へ移動し
応天門(入り口、正面の門)前にて
巫女による神楽を奉納するイベントです
平安時代、朝廷や貴族に不満を持った延暦寺のお坊さんが
日吉大社の神輿を担ぎ上洛し
御所にて強訴(ごうそ・神の名を語り強引にお願いする事)した
故事に基づき行われます。
※日吉大社は延暦寺の出来る以前から比叡山の地主神(山の神様)を祀る神社です
日吉大社にある東本宮神輿が京へとやって来たのです。
当時は、あの白河法皇でさえ
意のままにならない3つ事(天下三不如意・てんかさんふにょい)
の1つに
『延暦寺の僧兵(武力を持った僧)』を挙げている事からも分かる通り
宗教勢力には手こずっていた事が伺えます。
しかも、神霊が乗る神輿ですから
ぞんざいに扱う事も出来なかったのです
こうした理由から
日吉大社の神輿を担いで強訴したんですね~
神輿の装飾を少し紹介します。今年の干支にちなんだ飛龍があしらわれています。
三つ葉葵を発見!今回使われた東本宮神輿は、江戸時代に寄進されたものをモデルに昭和に入り復刻されたそうです。なので徳川幕府の紋が入っているんでしょうね。
側面の飾りです。こちらにも龍を発見しました。
では早速レポートしたいと思います。
日吉大社から一旦、延暦寺へと移された神輿は
10時に出発。
車に乗せて京都市内へと入洛します
※本来はその後、京都御苑の回りを1周するというイベントも予定していたようですが中止になったそうです。
こうして2時間ほどかけて
京都市内を走った後、平安神宮へとやって来ます
その昔、日吉大社の神輿は
桓武天皇より寄進されたそうで
彼を祀る平安神宮で最後に
寄進していただいた感謝の気持ちや
強訴をした事をお詫びする意味を込めて
神楽奉納が行われます
神輿は平安神宮内には入らずに
応天門(入り口、正面の門)前に安置されます。
到着すると、巫女さんと関係者の中から神職の方が代表して、本殿に参拝していました。
この場所で
巫女さんによる神楽が奉納されます。
ちなみに、演目は
短刀を使った『剣の舞(つるぎのまい)』でしたよ。
巫女さんと神輿をセットに記念写真も撮影出来ます。
こうして無事に奉納が終わり
神輿は日吉大社へと帰るそうですよ。
今回は日吉大社の東本宮(国宝)で一般公開されている
修復工事見学会をPRする目的もあり
日吉大社の神輿を見た事をきっかけに
是非、日吉神社に足を延ばして下さいとの事でした
※4月に行われる山王祭までに、東本宮の修復工事は終了する予定だそうです。
そんな日吉大社 東本宮神輿 神楽奉納が行われた
平安神宮の場所はコチラ↓