こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
8月31日に八大神社(はちだいじんじゃ)で行われた八朔祭お千度(はっさくさいおせんど)・鉄扇音頭(てっせんおんど)奉納です。
八大神社は京都市の北東に位置する『一乗寺(いちじょうじ)』と呼ばれるエリアにあります。
一乗寺と言えば、あの伝説の剣豪『宮本武蔵(みやもとむさし)』が戦った舞台として有名な
『一乗寺下り松』がある場所なんですよ
付近には、紅葉やサツキの名所である『詩仙堂(しせんどう)』や
火渡り祭で有名な『狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)』もあります
※詳しくは詩仙堂 その1、詩仙堂 その2、詩仙堂 その3や、火渡り祭 2012(狸谷山不動院)、火渡り祭 2011(狸谷山不動院)の記事をご覧ください。
八大神社は、武蔵が一乗寺下り松で決闘をする前に訪れた場所で
現在もその時の松が境内に保管されています。
今の松は4代目なんだそうですよ
※詳しくは八大神社の記事をご覧ください。
そんな八大神社で行われる八朔祭お千度・鉄扇音頭奉納はどういった祭なのかと言いますと
五穀豊穣と天災除けを祈願する祭で、本殿の周りを3周し 鉄扇音頭を奉納する祭です。
『八朔』とは旧暦の8月1日を言い
旧暦に合わせて、現在の9月1日前後に行われる祭を
八朔祭と呼んでいるそうです
それでは早速レポートしていきましょう
20時頃
八大神社に到着した京子
境内には既に『やぐら』と呼ばれる
盆踊りの中心となるステージが組まれていましたよ。
しばらくすると関係者の方が本殿に移動し
神事が行われます。
5分程すると本殿の周りを3周するお千度が行われました
お千度は本来1000回お詣りをするイベントでしたけれど
現在では簡略化され、大勢で3周お参りして1000回という事にしているんですね~
祇園祭でもお稚児と禿(かむろ)が八坂神社に挨拶しお千度の儀を行っていましたよ
※詳しくは祇園祭 2010 吉符入・お千度の儀、祇園祭 2011 吉符入・お千度の儀(八坂神社)、祇園祭 2012 吉符入・お千度の儀(八坂神社)の記事をご覧ください。
その後、直会(なおらい:お神酒やお供え物を頂く事)が行われ
鉄扇音頭の奉納です。
鉄扇音頭は江戸中期が起源の一乗寺に伝わる踊りで 京都市無形民俗文化財の指定を受けているんですよ
名前の由来は400年程前にこの地に住んでいた
『鉄扇』という僧侶が伝えた事によるそうです。
やぐらに唄い手の人達が上がり
今年は『草づくし』という題目が唄われました。
ゆっくりしたテンポで踊る
鉄扇音頭を動画でご覧くださいね
福井県の熊川宿と呼ばれる宿場町でも鉄扇音頭は伝わっていたそうなんですけれど
大正時代に一時途絶えたそうです。
80年振りに復活した現在では
保存活動の為に、ここ八大神社の鉄扇音頭を見に来られているそうです
そんな八朔祭お千度・鉄扇音頭奉納が行われた八大神社の場所はコチラです↓
大きな地図で見る