こんにちは京子です。
本日ご紹介するのは一言寺(いちごんじ)で行われた
柴灯大護摩供火渡り修行(さいとうだいごまくひわたりしゅぎょう)です。
一言寺は醍醐(だいご)と呼ばれるエリアにあり
近くには世界遺産として有名な醍醐寺があるんですよ~
※醍醐時について詳しくは醍醐寺 その1、醍醐寺 その2をご覧ください。
一言寺は正式名称を金剛王院(こんごうおういん)と言い
平安時代後期に創建された真言宗醍醐派の別格本山です
ご本尊である千手観音菩薩像は一言観音として親しまれ
ただ一言、一心に願い続ければ願い毎が叶うと言われています
そんな一言寺で行われる火渡り祭はどういった祭なのかと言いますと
厄除・所願成就を祈願する祭で
護摩焚きをした後、まだ残り火が消えないうちに灰の上を素足で渡るというものです
護摩焚きを行うのは山伏と呼ばれる
山に籠もって厳しい修業をし、験(しるし:一種の霊力?)を身につける修業をしている人の事です。
※詳しくは高祖報恩大会 2012(聖護院)の記事をご覧ください。
狸谷山不動院でも以前、同様の火渡り祭が行われていたので
よければ火渡り祭 2012(狸谷山不動院)、火渡り祭 2011(狸谷山不動院)の記事をご覧ください。
それでは早速レポートしていきましょう
19時頃
一言寺に到着した京子
ちょうど本堂前で山伏の方により
法要が行われるとこでした
その後、護摩壇が置かれている結界で張られたスペースに移動します。
全員が揃うと護摩焚きの始まりです。
斧、剣によるお祓いを行った後
破魔矢を東西南北と護摩壇、鬼門の方角へと放ちます。
最後に祭文が読み上げられるといよいよ護摩壇に点火します。
間近で護摩壇を見ていたのですけれど
火の勢いが強すぎてビックリしちゃいました
ちなみに護摩壇から出る煙には、火の神様にお供え物を献上している意味があり
薪木を燃やす事により煩悩を払うという意味があるんだそうですよ
しばらく護摩壇が燃やされた後
山伏の方による湯立てが行われました。
このお湯がかかった人は無病息災のご利益があるそうなんですけれど
小さなお子さんには危ないので注意がなされていましたよ~
湯立てが終わる頃には護摩壇はいい感じに燃えつき
この後に続く火渡りに向けての準備が進められて行きましたよ。
まず最初に山伏の方が何度か足場をチェックした後
一般の方にもアナウンスがあり
京子も参加して来ました
まだ火の勢いが衰えていなくて
時々、足場にまで火の勢いが及ぶ事があったのですけれど
なんとか無事渡ってきましたよ
こちらは今日だけ限定で売られていたお守りです
そんな柴灯大護摩供火渡り修業が行われた一言寺の場所はコチラ↓
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