こんにちは京子です!

壬生寺

今回、ご紹介するのは壬生寺で行われた・・・

盂蘭盆万灯供養会

盂蘭盆万灯供養会(うらぼんまんとうくようえ)です


壬生寺では8月9日~16日まで『盂蘭盆万灯供養会』が行われ

境内には多くの万灯で満たされます


万灯

境内には1000個以上の火(万灯)が灯されています。


お盆の時期に合わせて精霊(祖先の霊)をお出迎えし

最終日である16日にお送りするんですね。


そして9日の初日と16日の最終日には

本堂前で『六斎念仏(ろくさいねんぶつ)』が奉納されます。


壬生六斎念仏

六斎念仏は

今から1100年前、空也によって行われた事が起源とされ

六斎日(月に6日ある、災いを呼ぶ日)に

鉦(しょう・円盤状の鐘)を使って

念仏を唱えていた事に由来します。


その後、念仏に独特の節回しが付き

太鼓が加わり

時代の変化と共にアレンジされ

現在は、お盆の恒例行事として

各地の寺社で奉納されているんですよ。


ちなみに今回、壬生寺で奉納される

六斎念仏は『壬生六斎念仏』の方により行われます。


では早速レポートしたいと思います。

本堂前

20時前に境内に到着した京子

本堂の前には特設ステージが組まれ

子供から大人まで多くの人が集まっています


およそ1時間半の六斎念仏がこれから披露されます

願人坊主

演目の1つである『願人坊主(がんじんぼうず)』です。 坊主に扮した4人が太鼓を手にし踊りながら、ユーモラスに叩きます。


時代と供に六斎念仏は宗教色が薄くなり

庶民に伝わると

『芸能』としてスタイルを変え

六斎念仏は多くの人に愛されました


では、そんな演目の中から

いくつかの演目をご紹介しますね


祇園ばやし・棒振り



祇園祭でおなじみの祇園囃子です

ちなみに壬生六斎念仏の方達は

綾傘鉾の囃し方としても活躍されているんですよ


棒振

祇園囃子の演奏をバックに

『棒振り』が行われます。


彼は山鉾巡行の際、先頭を歩いていますよね。

長さ約1.5メートルの棒を豪快に振り回し

厄除祈願を行ってくれるんです


獅子舞

獅子舞

アクロバティックな演技を披露する獅子舞は

太鼓のリズムに合わせて大きな体を揺らせながら登場します。

この頃から子供達が

ステージの下に駆け寄ります



2人1組になって演じる獅子舞の見所と言えば

5段に重ねた碁盤の上での逆立ちです!!


見事に決まると、大きな拍手が送られていましたよっ。


土蜘蛛



獅子舞が踊り疲れて眠っているところに

登場するのが、黒い服に身を包んだ土蜘蛛です。


土蜘蛛は悪の象徴とされ、この蜘蛛を見事に

獅子舞がやっつけるという演目なのですが

1番の見所は

土蜘蛛が手から糸を放つ瞬間なんですよね~


蜘蛛の手から糸が吐き出される度に

大きな拍手が上がります


ちなみに

この蜘蛛の糸には先に鉛が付いていて

これを3つ拾って財布に入れておくと健康や金運に恵まれるそうですよ


蜘蛛は何度も糸を吐き出し

獅子を苦しめますが、最後には

獅子が蜘蛛を成敗し

壬生六斎念仏の演目は全て終了です。


最終日の16日には

中堂寺六斎念仏の方により六斎念仏が奉納されます。

※彼らは盂蘭盆会 2012(清水寺)でも六斎念仏を奉納してましたね。


気になる方は是非、最終日(16日)に

壬生寺に足を運んでみてはいかがでしょうか?

そんな壬生寺の場所はコチラ↓


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