こんにちは京子です!
前回に引き続き
今回も『蓮(はす)』が見ごろのお寺を紹介します。
それは
世界遺産にも登録されている・・・
天龍寺です
1339年に室町幕府初代将軍『足利尊氏』が
後醍醐天皇を弔う為に建てたお寺です
門をくぐり参道を歩くと見えてくるのが
約1,000㎡の大きさを持つ『放生池(ほうじょういけ)』です
ここに
現在、見ごろの蓮が
池いっぱいに広がっています~
蓮はかつて『はちす』と呼ばれてたそうで、花びらが散った後に残る花托(かたく・雄しべや雌しべがある中央の部分)が蜂の巣に見える事が理由だそうですよ。
綺麗な蓮を見るポイントは、なんといっても時間です!
早朝に咲き、9時頃には
徐々に花びらが閉じてしまうので
なるべく早い時間に行かれる事をオススメします
蓮は仏教と密接な関係があり、極楽浄土に咲く花と言われています
※仏像の台座にも蓮が使われていたりするんですよ。
釈迦が生まれる際には、その誕生を告げた花だと言われています。
そして
泥にまみれる事なく、その上に美しい花を咲かす事から
『俗世の欲にまみれることなく清らかに生きることの象徴』と言われ
仏教の精神と重ねられたりしているんですね。
こちらの庫裏(くり)から堂内へと入ります。
そんな素敵な蓮が見れる天龍寺は
京都嵐山にある臨済宗のお寺です。
冒頭でもご紹介した通り、室町時代に創建され
当時『京都五山』第1位の寺院だったんですね
堂内に入ってすぐに見えるのは巨大な達磨図(だるまず)です。達磨は禅宗の開祖と言われている人物です。
京都五山とは
室町幕府3代目将軍『足利義満』によって制定され
京都の臨済宗の主な5つの寺院を
ランク付けしたものです
1位という事は
それだけ当時の幕府と密接な関係だった
寺院だという事が分かりますよね
この素敵なお庭は天龍寺の初代住職だった
夢窓疎石(むそうそせき)の設計による『曹源池庭園(そうげんちていえん)』です。
国の史跡・特別名勝、第1号に指定されたお庭なんですよ♪
奥には方丈が見えます。
そして方丈を抜け渡り廊下を進むと『多宝殿』があります。
中には後醍醐天皇像が安置されています
ちなみに
現在のお堂の多くは
明治以後の再建だそうです。
幕末に長州藩の屯所になっていた事から
度重なる攻撃を受け
多くのお堂を焼失したと言われているんですね
世界遺産という事から
毎日多くの人が訪れる人気の寺院です
そんな天龍寺の場所はコチラ↓