こんにちは京子です。

今回ご紹介するのは

御供社

7月23日に御供社(ごくうしゃ)で行われた

オハケ神事

オハケ清祓式です

明日(24日)の祇園祭『還幸祭』を控え

オハケのお祓いが行われます。


オハケ

まず『オハケ』について説明しますと

24日の還幸祭において『神様の依り代』となるものなんですね

幅2m、奥行60m程の斎芝(いみしば)に

3本の御幣(ごへい)が立てられます。

四隅には斎竹を立て、注連縄を張っています

この御幣部分に神様が宿るんですね

祇園祭の還幸祭では

神様たちが1度、このオハケで休憩します。

※3基の神輿は別々のルートを通りますが、いずれも御供社を通過します。


オハケのある御供社は

祇園祭の起源と言われている『御霊会(ごりょうえ)』が行われた

神泉苑の東南の端に位置しています。


現在の神泉苑二条城の造営により

平安時代に比べ、規模が縮小しましたけど(当時の1/16)

かつて広大な敷地だったそうですよ。

そして、その敷地にあった祠の1つが現在の御供社なんですね。

※御霊会や神泉苑については神泉苑 その1の記事をご覧下さい。


還幸祭において

神様たちが神輿からオハケに移るのは

「かつて御霊会が行われていた神泉苑で一度、休憩をしよう。」

という意味が込められているのかもしれませんね。

※オハケの起源などについては詳しい文献が残っておらず、いつごろ始まったのかも不明だそうです。


又旅御供社と書かれた石碑

御供社は『又旅御供社』とも言われています。


この事から、オハケのあるこの場所は

祇園祭発祥の地とされていて

平安時代には

祭りの行列を点検する場所を意味する

『列見の辻』とも呼ばれていたそうです


御供社

午後2時より

拝殿前にて修祓(しゅばつ・お祓い)や

祝詞奏上などを行います



その後

オハケ神事の為に用意された斎芝の上に

御幣を立て、お祓いをします。


芝

オハケ神事が始まった当初は、このように御幣は立てられていません。芝が敷いてある理由は、神泉苑にある大きな池のほとり(池の側)をイメージしているからだそうですよ。


オハケ

3本の御幣には

中御座に乗っている素戔嗚尊(すさのおのみこと)

東御座に乗っている櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)

西御座に乗っている八柱御子神(やはしらのみこがみ)

が、それぞれ移ります


御符とお茶菓子

参拝者には御符や八坂神社の神紋の形をしたお茶菓子が配られました。


ちなみに

24日の還幸祭では

中御座の神輿は『神泉苑』の前も通るそうですよ


お時間のある方は

見に行かれてみてはいかがでしょうか?


そんな御供社の場所はコチラ↓


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