こんにちは京子です。
今回ご紹介するイベントは6月6日に行われた・・・
紀州梅道中(きしゅううめどうちゅう)です
梅の産地で有名な和歌山県・紀州の梅を
『紀州梅の会』の方が中心となり毎年行われています
6月6日は『梅の日』であり
和歌山県の熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)と
須賀神社(すがじんじゃ)でも式典や梅の奉納が行われています。
※この他にも東京では首相官邸に訪問し、紀州の梅を献上するそうですよ。
紀州梅の会は
和歌山県田辺市長や紀南(きなん)農協組合を
中心に発足された団体で
梅の日のイベントでは毎年
和歌山県の各市区町村がバックアップし
『紀州梅道中』を行っています
京都の賀茂社に梅を奉納する理由を説明すると
室町時代、賀茂社の例祭が6月6日に
行われていたそうで
時の天皇『後奈良天皇(ごならてんのう)』が
京に干ばつが続いた為
五穀豊穣を願い、梅を奉納したという故事に由来します。
※その時に降った恵みの雨を『梅雨(つゆ)』と呼んだ事が梅雨の語源だと言われていますよ
この事から『梅の日』が制定された平成18年より賀茂社への梅の奉納が毎年行われています。
まずは午前10時半より
下鴨神社にて梅の献上が行われます。
糺の森(ただすのもり)から
平安装束に身を包んだ総勢50名の団体が入場します。
白装束が肩に担いでいるのは奉納される梅です。
中でも梅を手に持った女官の方が人気のようで
たくさんシャッターがきられていました。
手に持っていらっしゃるのは青梅南高梅(おうめなんこううめ)です
※ちなみに緑色の梅は梅酒や梅ジュースなどに最適だそうですよ。
この他にも行列には
和歌山県田辺市にある闘鶏神社(とうけいじんじゃ)の巫女さんや
万福寺の住職、梅に関するメーカーの方などが参加されています。
本殿へ向かう一行。
そして11時からは本殿にて神事が行われます。
下鴨神社の神官の方によるお祓い、お供えをした後
紀州から持ってきた梅を祭神に奉納(献梅ノ儀)します
下鴨神社には『梅奉献奉告祭』と書かれていました。
こうして約30分程の神事が終了します。
続いて上賀茂神社に移動し2度目の梅の献上が行われます。
1時10分、一ノ鳥居から一行が入場します
二ノ鳥居をくぐり、土舎(つちのや)で
上賀茂神社の方よりお祓いを受け、列を整え
本殿へと進みます
途中、境内にある片岡社の前で皆さん一礼をして
境内にかかる橋を渡り本殿へ入場されました。
こうして本殿にて下鴨神社と同様に梅が無事に奉納されます♪
紀州梅の会の方よりいただいた『紀州みなべの南高梅』です。
そんな梅の日である6月6日あたりから
紀州で生産される南高梅は収穫のピークを迎えるそうですよ♪
そんな紀州梅道中が行われた上賀茂神社と下鴨神社の場所はコチラ↓
より大きな地図で 紀州梅道中 を表示