こんにちは京子です!
今回、ご紹介するのは
4月25日に吉祥院天満宮で行われた
春季大祭です。
※通称『春祭』とも呼ばれています。
五穀豊穣や氏子の安全、発展を願い
行われるお祭りです。
※吉祥院天満宮の基本的な情報や歴史については『吉祥院天満宮』の記事をご覧下さい
まずは、朝10時から
本殿前にて神事が始まります
宮司さんを中心に粛々と行われます。
まずは、お祓いや祝詞(のりと)の奏上など
一連の神事が行われます。
次に、巫女さんによる『浦安の舞』が奉納されます。
『浦』は心情を表す言葉であり
『浦安』とは心が穏やかで安堵している『心中の平穏』を意味しているそうで
近年(1940年)になり誕生した神楽です
演じる人数は1人・2人・4人のいずれかで行われ
前半は扇を使った舞、後半は鈴を使った舞で構成されています。
※吉祥院天満宮の春季大祭では巫女さん1人で神楽をされていました。
およそ10分弱の華麗な舞が奉納され
最後に玉串の奉納を行い
午前の神事は無事に終了です
そして、14時からは
いよいよ神輿の登場です
吉祥院天満宮にやって来た神輿を本殿前へと運び
ご祭神の御霊を神輿に入れます。
ちなみに、吉祥院天満宮の神輿は
車(台車)に乗せ、子供達が中心になって綱を引いて運びます
もちろん大人も神輿をサポートしますよ
こうして神輿は周辺の氏子町を練り歩きます。
そして、最後にご紹介するのは・・・
20時から行われた
六斎念仏(ろくさいねんぶつ)です
中でも目玉と言える出し物が
『獅子と土蜘蛛』です
太鼓や鉦(かね)、笛が鳴り響く中
ダイナミックに蜘蛛(黒)と獅子(赤)が暴れまくりますっ。
吉祥院六斎念仏では
『獅子は畑を荒らす害獣(がいじゅう)で、蜘蛛は害虫を食べてくれる益虫。』
と考えられています。
※六斎念仏は吉祥院以外でも壬生、千本、嵯峨野、久世などでも保存会が作られ上演されています。それぞれの保存会によって『獅子と土蜘蛛』は意味合いや結末など全て同じではないようです。
獅子のバク転など激しいアクションなども
劇中に盛り込まれながら
最後は、蜘蛛が糸を獅子に投げつけ
獅子をぐるぐる巻きにして退治しました~
祭りの雰囲気に花を添えた、賑やかな六斎念仏でしたよ。
そんな春季大祭が行われた
吉祥院天満宮の場所はコチラ↓
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