こんにちは、京子です
今回ご紹介するのは
狸谷山不動院(たぬきだにふどういん)で
行われた・・・
初不動(はつふどう)です!!
毎月28日は、狸谷山不動院の縁日であり
その年に初めて行われる最初の縁日を『初不動』と呼びます。
※縁日とは神仏との有縁(うえん)の日の事であり、神仏に対して『由緒のある日』の事を指します。この日に参拝すると普段以上のご利益が得られると昔から言われています。
簡単に『狸谷山不動院』についてご説明しますと
別名「タヌキ谷のお不動さん」で親しまれているこちらのお寺。
京都市の北東に位置する『一乗寺(いちじょうじ)』と呼ばれるエリアにあります
伝説の剣豪『宮本武蔵(みやもとむさし)』に関する映画や小説などで描かれる
名シーン『一乗寺下り松』がある場所なんですよ
まずは、境内の入り口にあたる
250段の長い階段を上ります♪
この辺りは山間にありますので傾斜がかなりキツく
ちょっと息が上がり気味の京子です
別名『健康階段』とも呼ばれている階段の途中には
弘法大師像があります♪
よーく見ると、腰から足元にかけて小さな『わらじ』がくくり付けられています。
健脚わらじと呼ばれる小さなわらじは、参拝者のみなさんが健脚祈願の為にくくりつけられているんですね
さて、階段を登り本堂へと足を運びます。
山の斜面にそびえる本堂は、いつみても迫力がありますね~
堂内には山伏装束(やまぶししょうぞく)に方々が大勢いらっしゃいます
※山伏(やまぶし)とは山中を歩き、生活し修行を行っているお坊さんの事です。
ちなみに、本堂の柱で少し珍しいお札を発見。
『願かけふだ』です。
札には人の形が描かれているんですけれど
自分の体の悪い部分に○を付けて『病気が治りますように』と願い
ガン予防や病気平癒の願掛けをするんですね
ちなみに、この柱を『願かけ柱』と言うそうですよ♪
さて。
本堂では午前11時より
災難除けの『大護摩供養』が行われます
法螺貝を吹きながら頭に頭襟(ときん)をつけたお坊さんが登場。
※頭襟とは黒い円形の先の尖った帽子のようなものです。
そして、住職の方が本尊である不動明王の前で
細長く切った護摩木を燃やし災難除けの祈願を行います
毎月の縁日の中でも、最初の縁日にあたる「初不動」の日は
家内安全を願う人が多数訪れるようです。
参拝者全員でお経を唱えます。
そして、この護摩木の火を使って
山伏の方が
笹酒(ささざけ)の入った長さ1メートル程の青竹を温めます
この笹酒は、参拝者に振舞われるのです
笹酒の接待は
約290年前に、木食上人(もくじきしょうにん)が滝の水を青竹の筒に入れて
病人に飲ませ治癒させたという故事に基づいたものだそうです
※木食とは、米穀などの五穀を断ち、木の実を生のままで食べる修行をする事を指しそのような修行をする僧を『木食上人(もくじきしょうにん)』と呼びます。
竹に含まれた成分が、がん予防に効果的みたいで
笹酒を飲めば、ガン封じにご利益があると言われているんですよ。
盃に入れてもらい京子も一口頂きました~
※笹酒の接待は午前9時から午後4時まで行われています。
甘くて温かくて身体に染み渡ります。
ほろ酔い気分の京子です
こうして、一年の無病息災と災難除けを行いました♪
最後に撫で御幣(なでごへい)というガン封じのお札を頂いてきました。
そんな狸谷山不動院の場所はコチラ↓
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