こんにちは京子です
連日お伝えしている「十日ゑびす」ですけれども
ここで、少しおさらいをしておきますと
十日ゑびす（十日戎・初えびす）は関西を中心に行われている祭事で
商売繁盛・家内安全・交通安全を願い
年初めの『縁起物』（福笹・熊手）を求め、多くの人が参拝するお祭りです。
通称『えべっさん』で知られる七福神の「えびす様（恵比寿神）」は
福の神とも言われ商売繁盛の神様として信仰を集めています
えびす様と同一視されている日本の神様『事代主（ことしろぬし）』
の生まれた日が1月10日である事から、この日（十日ゑびす）をお祝いします
京都の恵美須神社は
兵庫県の西宮神社（にしのみやじんじゃ）
大阪府の今宮戎神社（いまみやえびすじんじゃ）と並び
『日本三大えびす』の1つと称されています。
※西宮神社では10日に行われる『開門神事福男選び』が有名で、本殿に一番乗りする為に数千人の男性が『一番福』を競って境内を駆け回るニュースは毎年有名ですよね。
では、本日行われた『京都の十日ゑびす大祭（初ゑびす）』をレポートしたいと思います
朝10時、表が騒がしくなりはじめました
『商売繁昌、笹もってこい！』の掛け声っ。
東映太秦映画村の方々による
『宝恵（ほうえ）かご社参』です。
これは江戸時代に男性が、芸子や舞妓を連れて恵美須神社へとお参りに
来た模様を再現してくださってるんですね
ご一行の籠の中には、舞妓や芸子さんの姿に扮する女優さんの姿がありました。
参拝者の皆さんが一斉にシャッターをきります
さすが役者さん～
振る舞いが堂々とされています。
※写真は、本物の役者さんの方たちなのでサイトでの掲載は控えさせていただきます。ご了承ください。
籠から降りた女優さんたちは
一度整列しお祓いを受けた後、本殿へお参り。
『二礼二拍手一礼』をして、全員がお参りを済ませた後
皆さんで三本締めフィニッシュ。
再び籠の前に戻ってきた
舞妓や芸子さんに扮する東映女優の方たちにお米や
お神酒（おみき）が振舞われました。
その後、別の女優さんによって11時より『福笹の授与』がありました。
※中村彩実さんという方だそうです。ドラマなどにも度々出演なさっているそうですよ。
笹を貰うには、一度『引換え券』を購入し、それを女優さんに渡します。
朝から恵美須神社に訪れるスーツ姿の方々もいらっしゃいました
仕事始めは、えびす様に商売繁盛を祈願してから
という方も多いようです。
福笹と巫女さんをパシャリっ
福笹の授与は今から400年ほど前に行われるようになりました。
それまで参拝者は、お札だけを貰っていたんですね。
そこで何か印象的なものを・・・と、考えていたようです
『商売繁昌、笹もってこい！』と言われていますけれど
『ささ』とは本来『お酒』のことだそうで
この事にヒントを得て
お酒を飲んで千鳥足で来る参拝者の為に
ささ（酒）ではなく、笹を持って帰ってもらおうとなったそうです。
笹は青々として真っ直ぐ伸びる事から縁起もよく
えびす様の釣竿も笹である事などが関係しているそうです
笹につける縁起物のお飾りがずらっと並べられています。
福をかき集めると言われている『熊手』などもありました。
赤い色が印象的な「人気大よせ（にんきおおよせ）」
商売繁盛でお客さんを呼ぶための縁起物だそうです。
傘の下には人型の紙のお飾りがついています。
最初は小さいものから買い、年々ひと回り大きいものを買っていくのがいいそうですよ。
と、いう事で恵美須神社は本日も夜通し開門されていますので
お時間のある方は是非、お参りされてみてはいかがでしょうか
『十日ゑびす大祭（初ゑびす）』が行われた恵美須神社の場所はコチラ↓
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