こんにちは京子です!
さて、本日ご紹介するお寺は・・・
知恩寺(ちおんじ)です
始まりは
平安時代後期に賀茂社(上賀茂神社と下鴨神社の総称)の社領にあった草庵がきっかけとなります。
草庵で念仏修行を行っていたのが法然(ほうねん)でした。
※法然は平安時代の高僧であり、比叡山延暦寺出身のお坊さんです。
以後は、法然の弟子である
勢観房源智(せいかんぼうげんち)がお堂を建て
賀茂社の神宮寺(じんぐうじ・神社に付属して建てられる仏教施設)となり
功徳院知恩寺(くどくいんちおんじ)と名付けられました
時は流れ1331年
京都に疫病が大流行したんですけれど
この時、知恩寺の住職であった善阿(ぜんな)は
勅命により、御所に篭り7日がかりで
百万遍(ひゃくまんべん・つまり百万回)の念仏を唱え
見事に疫病を退散させました
これにより後醍醐天皇に『百万遍』の寺号を賜ったと言われています。
この事から、知恩寺のある辺りは『百萬遍』という地名が付けられ
近くには京都大学や吉田神社などもありますよ
まずは、釈迦堂です。
阿弥陀堂(念仏堂)は1811年に建てられましたです。
すぐ近くには保育園もありました。側に建っていた石碑です。
鐘楼です。
こちらのお堂は勢至堂(せいしどう)です。
勢至とは法然の幼少期の名前(勢至丸・せいしまる)から取られたのだと思います。
境内は広く
毎月15日には『手作り市の日』が行われたり(手作りの品を販売するフリーマーケット)が行われていて、以前京子がレポートした御多福珈琲のマスターもここに出店していたと聞きましたよ
他にも秋には古本市が開かれています。
本堂である御影堂です。
中には、ちょっと変わったものがあるんですけど・・・・
何かがぶら下がっているの分かりますか?
そうなんです!数珠なんですねっ
御影堂内を一巡りする程の大きな数珠は
長さにして100メートル、重さ320キロ、珠数の珠の数は1080個っ。
世界最大の数珠だそうです~っ
もっとすごいのは、この数珠はなんと現役です
ただの飾りじゃないんですよっ。
毎月15日は、数珠を大勢の人で繰る(回す)『数珠繰り(じゅずくり)』が行われます。
巨大な数珠に沿うように皆で円になって座り
数珠を膝の上に置きます。
そして座った体制のまま
息を合わせて一斉に両手で数珠を持ち上げ、隣の人に回します。
人は移動せずに、数珠だけがグルグル回るというワケです
数珠を回しながら念仏を唱えます。
大晦日行われる数珠繰りの事を『大念珠繰り』と言います。
この時には、普段よりも多くの人たちで(200~300人)行うそうですよ。
気になる方は是非、足を運ばれてみてはいかがでしょうか
そんな世界最大の数珠を誇る知恩寺の場所はコチラ↓
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