こんにちは京子です
本日、京子がご紹介するのは・・・
(・∀・)ノ終い弘法(しまいこうぼう)です
五重塔で有名な
東寺(教王護国寺)で行われている縁日なのです
さて、まずはこの『弘法』というのは誰の事かと言いますと
弘法大師「空海」(こうぼうたいしくうかい)の事です。
境内には彼の大きな像が建っています。
東寺は、この空海によって再建されたお寺なんですね。
※空海について詳しくは東寺(教王護国寺)の記事をご覧下さい。
彼の命日に併せて開かれる縁日を『弘法さん(弘法市)』と呼び
その中でも一年の最後に行われる縁日を
『終い弘法』と呼びます。
京都、年の瀬の風物詩のひとつなんですね~
それにしても、すごい人の数です。
どんなものが売っているのかと言いますと
骨董品を中心に、盆栽や、乾き物、生活用品や
屋台に加えて
この日は、正月用品(しめ縄やおせちの材料)も並んでいました
正確な数字は公表されていないようですけれど
1000以上のお店が並び、来場者は延べ10万人以上と言われています。
中でも、本日ご紹介している『終い弘法』と
年明け最初の縁日である『初弘法(はつこうぼう)』は
一年の中でも多くの人が足を運ぶんだそうですよ~
どおりで多いワケですっ。
※東寺の縁日は朝8時から夕方4時まで行われています。
ところで・・・
そもそも、(・∀・)ノ縁日って一体なに
と、言いますと
神仏との有縁(うえん)の日の事であり、神仏に対して『由緒のある日』の事を指します。
この縁日に併せて参拝すると、普段以上のご利益が得られると昔から言われているんですね。
東寺の縁日は
空海の命日である3月21日に
彼の住居でもあった御影堂で行われていた供養が始まりとされています。
1239年以降、毎月この供養が行われるようになり
それに併せて、多くの参拝者が訪れるようになりました。
人が集まれば、そこにお茶をふるまう商人が屋台を出すようになり
江戸時代には現在のように、境内に沢山のお店が並ぶようになったんですね
東寺と言えばコレですね。五重塔!高さは55メートル。木像建築では日本最大の高さです。
こちらは食堂(じきどう)です。お坊さんの生活の場であったお堂で、かつて足利尊氏がここで寝泊りしていた事もあったそうですよ~!
ちなみに、京都にはもうひとつ有名な縁日があり
毎月25日に北野天満宮でおこなわれる『天神さん』です。
※天神さんというのは北野天満宮の御祭神である「菅原道真」の誕生日である6月25日や、お亡くなりになられた2月25にちなんで毎月25日行われる縁日の事です。
京都では
「弘法さんが晴れやったら天神さんは雨や」
と言われていて
21日に行われる縁日『弘法さん』が晴れなら
25日に行われる『天神さん』は雨が降るだろうという
5日程度で京都の天気はころころ変わる事を表す言葉があります
それにしても縁日っていいですね~
お店の方とお客さんのやりとりも
京子がイメージしている関西の感じそのものっ。
「買(こ)うてってやー」
「ちょっとまけてーやー」
なんて声が耳に届くだけで
なんだかわくわくしちゃいました
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