こんにちは京子です。
ちょっぴり秋めいて来た、今日この頃。
本日は、そんな秋の夜長にピッタリのイベントに
行ってきました♪
それが・・・
そうです、お月見ですね~。
もともとは、嵯峨天皇の離宮だった場所なんです。
『嵯峨御所』なんて言われていました。
※詳しくは大覚寺 その1、大覚寺 その2の記事と併せてご覧下さい。
平安時代初期、嵯峨天皇は、その離宮(つまり今の大覚寺)を
造営する際に作ったのが
大沢池(おおさわいけ)と呼ばれる日本最古の人工池です。
一周すると1キロもある大きな池です。
※当時の唐にあった洞庭湖(どうていこ)と呼ばれる大きな湖をモデルにして当時作られたという事です。
こちらは看板のすぐ近くにあった大きな扇子。真ん中に月が描かれています。
この大沢池に船を浮かべ、そこからお月見をしようじゃありませんか!
・・というイベントなのですね。
嵯峨天皇もきっとこの船の上から、綺麗なお月様を見たんでしょうね~。
ちなみに、期間は本日から12日の月曜日までやっています。
ですので、この記事を読んでピン♪と来た方は
是非行ってみてくださいね。
※今年は12日が中秋の日です。
さて、船に乗るにはまず乗船券をゲットしなければいけません。
大覚寺の方では、当日の夕方4時から乗船券が販売されます。
そこで、17時台、18時台、19時台、20時台と
希望する出発時間の乗船券を買います。
※目安としては15時までに並ばれたら、希望の時間帯の乗船券は買えると思います。
本日、15時過ぎに行くと、もうすでに60人程の方が並ばれていましたよ。
京子も無事にチケットをゲットしました♪
人気の19時台は、あっという間に売り切れになっていました。
・・・でも、そもそも中秋の名月って何?
・・・お月見って何?
というのを少しお勉強しておきたいと思います
月見とは、別名『観月』とも言い、その名前の通り、月を見て楽しむ事です。
旧暦の8月15日は『十五夜』とも言われ
ちょうど季節が秋の真ん中という意味から『中秋』と呼ばれました。
※旧暦の7月は『初秋』8月は『中秋』9月は『晩秋』です。
月の満ち欠けの周期はおよそ、一ヶ月ですから
この月の半ば(十五夜)には満月となります。
でも、毎月満月はあるのに、どうして秋にだけするの??
と思いますよね。
月見の文化は、奈良・平安時代に中国より入って来たと言われています。
その中国では、月見の際にサトイモを食べる風習があったようで
その収穫期が、ちょうどこの『中秋』の頃だそうです。
大沢池にもこのようにお供え物がされていました。
そういえば、日本でも今では
月見団子をお供えしたりしますけれど
元は芋だったのかもしれませんね。
そして、月見は農作物の収穫祭の一つとして
考えられ
「収穫祭をするなら、月の綺麗な日にしましょうよ♪」
ってコトで月見が始まったのです。
っと、ここでスッキリしたところでレポートしたいと思います!
さて、夜の8時。再び、大覚寺にやって来た京子。
境内にある大沢池の前には
当時を再現するかのように、古式にのっとり
龍頭舟(りゅうとうせん)、鷁首舟(げきしゅせん)の2台の船が
浮かべられています♪
写真は鷁首舟ですね。
※龍・鷁(中国の想像上の生き物)2つの生き物は水難を避ける意味があるそうです。
そして、いよいよ舟乗り込んだ京子!
一艘につき定員は20人。
1時間でおおよそ二艘の舟が三度ずつ出向しています。
ではでは、行ってきまーす!!
ちょっぴり曇っていましたけれど、なんとかお月様を撮影出来ました。
そして、船上では巫女さんがお茶を点ててくださったり
それを一口飲み、一息♪
この他にも、嵯峨天皇の離宮(大覚寺)にちなんで
彼が詠んだ詩なども船上では披露されていましたよ♪
境内にあります御影堂。綺麗にライトアップされていました。
『観月の夕べ』の期間中、歌や楽器のコンサートも、この場所を使い行われています。
勅封心径殿(ちょくふうしんきょうでん)。嵯峨天皇らの写経が収められているとの事です。
このあたりは、夜はとても静かなので
水面を走る船の音だけが心地よく耳に届きます★
嵯峨天皇もここから、同じ月を見上げたんだなぁって思うと
なんだか歴史の深さを感じますね。
という事で時間にして20分ほどの船の旅が終わり
大満足の京子でした!
ちなみに、大覚寺で行われている『観月の夕べ』は9月12日まで
毎晩、船が出ています。
是非、気になった方は行ってみてはいかがでしょうか?
大覚寺の場所はコチラ↓