では、先週より始まりました京都検定過去問シリーズ。
京都検定に過去出題された問題の中から
問題を写真付きで、わかりやすく解説したいと思います。
今日も2問、出題させていただきますよー!!
今年受験される方に向けて
これを読んで、勉強の足しにしていただければと思います。
(・∀・)ノでは、早速いってみましょう♪
【問題】
城南宮では、春と秋に、神苑を流れる遣水(やりみず)を前に平安王朝の衣装の歌人が和歌を詠む( )が行われる。
・・さて、一体( )には何が入るでしょうか??
ちなみに、イベント名が入りますよ~。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム♪
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
曲水の宴(きょくすいのうたげ)
では、解説にいってみましょう。
城南宮(じょうなんぐう)とは、平安京遷都の際に平安京の南を守る為に建てられた神社です。
そして、平安時代後期には
白河上皇の離宮がここに造営されました。
ちなみに、『城南宮』という名前は
王城(つまり天皇のいる場所・御所)の南にある『お宮』という意味でつけられました。
その通り、御所よりもかなーり南側(鳥羽・伏見エリア)に
城南宮はありますよ。
さて、そこで行われているのが
曲水の宴ですね。
これはわかりやすく言うと、
水の流れる庭園を使って行われるゲーム!!
問題にある遣水とは、この水路の事を指します。
城南宮の庭園にある遣水は曲がりくねった形をしています。
まず、水路付近に参加者(貴族の方々)は座ります。
その水路に盃(さかずき)を流します。
この盃が自分の前を通り過ぎるまでに、自作の和歌を読み
それが出来なければ罰として
その盃に入っているお酒を飲むというゲームなんです♪
当時の雅な宴を再演し、
城南宮では、毎年4月29日と11月3日の2回
『曲水の宴』を行っていますよ。
以下の記事も参考にしてみてください♪