こんにちは京子です。
さて、本日ご紹介する神社は
学問の神様で有名な菅原道真を祀る・・・
菅原院天満宮神社(すがわらいんてんまんぐうじんじゃ)です。
場所は京都御所の西側、烏丸通りを挟んで向い側にあります。
では、早速こま札を見てみましょう♪
ここに祀られているのは平安時代に活躍した菅原道真という人です。
道真は朝廷に仕えていた人物で、頭が良く(なので学問の神様と言われてるんですね)
どんどん出世する事となるんですけど・・・
時の左大臣だった藤原時平(ふじわらのときひら)と対立し
デマを流された挙句に、左遷されちゃうという
( ´Д`)悲しい運命を持っている人物であります。
※一連の出来事を『昌泰の変(しょうたいのへん)』と言います。詳しくは『菅大臣神社』の記事をご覧下さい。
結果的に道真は左遷され、最後まで京に戻る事が出来ず
不遇の死を遂げるんですね。
その後、公卿の死や落雷などが京を襲い
これが不遇の死を遂げた道真の祟りである!と言われ
彼の怒りを鎮める為に全国に天満宮が建てられる事となりました。
この菅原院天満宮神社も、そんな天満宮のひとつです。
かつて、この地は菅原家が住んでいた邸宅
『菅原院』があったと言われているんですよね~。
※菅家邸には、道真の父親である是善(これよし)、祖父の清公(きみきよ)も住んでいたそうで菅原院天満宮神社の祭神として道真と一緒に祀られています。
さて境内には、こんなものもあるんです♪
それは・・・
こちらの『初湯の井戸』です。
そうなんですね、菅原家があったという事でこの井戸は
道真が誕生した際には、この井戸を産湯に使ったと言われています。
1000年以上もの間、湧き出ていた井戸水でしたけれど
30年前には枯れてしまったんですね。
しかし、今年の3月に再び6メートルほど、掘ってみると
・・・あらびっくり♪水が湧き出たそうですよ。
もちろん、この井戸水は持って帰る事が出来ますので
是非ゲットしてみてくださいね。
ミネラル分が豊富に含まれているそうですよ♪
こちらが拝殿になります。
そして、絵馬ですね♪
描かれているのは、もちろん菅原道真。
道真と言えば、梅ですよね~。
彼が愛した『飛梅』のエピソードは菅大臣神社の記事をご覧下さい。
さて、道真と言えば・・・
・昌泰の変
・天満宮
・飛梅
と、お話させていただきましたけれど
もうひとつ忘れてはいけないのが
牛ですよね~。
全国各地の天満宮に、こうした牛の像が置かれています。
境内には『菅原道真公と丑の由来』という説明文がありました。
↓↓
①道真公がお生まれになったのが了承和12年(845年)乙丑6月25日
つまり丑年の生まれである。
②道真公左遷の時に政敵であった藤原時平の命を受けた原宿禰(すくね)たちが
都落ちしている最終の道真公に斬りかかろうとしたが
その際にこの丑が松原から飛び出し原宿禰の腹を突き刺して道真を救った
③道真公は遺言として自分の遺体を乗せた牛車が進むままに埋葬地を決めさせた。
と、書かれていました。
末社には癌封じのご利益がある梅丸社(梅丸大神)があります。
梅丸社にはこちらの丸い石が置いてあり、これをさすってお願いするそうです。
ちなみに、
道真誕生の地には諸説ありまして
吉祥院天満宮、菅大臣神社なども、同じく道真、誕生の地と言われています。
菅大臣神社にも、同じく産湯につかった井戸というのがありましたし
吉祥院天満宮には胞衣塚(えなづか)が残されています。
どれが本当の出生の地?なのかは今更わかりませんけれど
それだけ菅原家の邸宅が点在していたのかもしれませんね~。
(・∀・)ノみなさんはどう思われますか??
そんな菅原院天満宮神社の場所はコチラ↓