こんにちは、京子です。
さて本日は、そろそろ『お盆』という事で
こんなお寺に行ってきました♪
それは・・・六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)です♪
その六波羅蜜寺で、8月8日から10日までの3日間
行われてるのが
六波羅蜜寺萬燈会 (ろくはらみつじまんとうえ) !です。
綺麗に、ライトアップされていますね~。
では、まずは万灯会(萬燈会)について説明させて頂きます♪
万灯会とは、仏様に沢山の火(灯明・とうみょう)を供えるお盆の伝統行事です。
古くは744年、奈良の東大寺の前身である金鐘寺(こんしょうじ)で1万もの灯明が行われたのが
万灯会の始まりと言われています。
平安時代には東大寺で行われるようになり
そこから各地のお寺でも万灯会が行われるようになります。
そして、室町時代の後期には庶民にもこの万灯会は普及したと言われています♪
では、中へ入ってみましょう~。
境内の中には、このように数多くの提灯や灯篭が所狭しと並んでいるんです
っとここで、発見したのが
『迎い鐘』です。紐が出ていますけれど・・・鐘はドコかな?と言うと
この地下にあるんですね♪
紐を引っ張ると地下の鐘がゴーンと鳴ってくれます。
さて、ちなみに何を迎えるの???というと
(・∀・)ノもちろん、ご先祖様ですよ!!
萬燈会によって精霊(祖先の霊)などを迎え入れ
8月16日の五山送り火(大文字)によって再び送られると言われています。
※五山の送り火については『大文字 2010』の記事をご覧下さい。
境内には『大』の字にかたどられたものまでありますよ。
そして、いよいよ20時になりますと本堂にも
灯が点火されます。
本堂内は撮影禁止だったので、写真でお伝えする事が出来ないのが残念ですけれど
同じく、『大』の字を象るように、いくつものローソクが立てられています。
そのひとつひとつに、住職さんが点火しておられました。
さて、六波羅蜜寺は
あの踊念仏(おどりねんぶつ)で知られる空也(くうや)の始めた道場に由来します。
彼は、後醍醐天皇の皇子でありながら
日本で初めて、農民にも広く仏教(浄土教)を説いたとされているお人で
市の聖(いちのひじり)とも呼ばれています。
そんな空也によって、六波羅蜜寺の萬燈会は始まりました!
六波羅蜜寺では、寺宝の「空也上人立像」や来年の大河ドラマの主人公である平清盛の「平清盛坐像」を見る事が出来ますよ。
なで牛がありました。自分の痛いところ、辛いところを牛に置き換え、その部分を撫でるとご利益があるそうですよ。
説明によると、多くの灯明を建て、祖先を迎え入れ
七難即滅・七福即生(しちなんそくめつしちふくそくしょう)を祈願するのです。
七難即滅・七福即生とは、世の中の7つの災難
(太陽の異変・星の異変・風害・水害・火災・干ばつ・盗難)
これらを滅ぼし、それを福に変えましょうというものなんですね。
ちなみに、六波羅蜜寺の近くにの六道珍皇寺では、六道参りも行われています。
※六道参りに関しては『六道参り 2010(六道珍皇寺)』の記事をご覧下さい。
是非、ご一緒に回られてみてはいかがでしょうか?
そんな六波羅蜜寺の場所はコチラ↓