こんにちは、京子です。
さて、本日は期間限定で公開されている茶庭(ちゃてい)をご紹介したいと思います♪
その名も
あれれ?南禅寺??
・・・そうなんです♪
この、大寧軒の元となったのが
南禅寺の塔頭のひとつであった大寧院(だいねいいん)のというお寺。
しかし、明治期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により、廃寺となっちゃいました。。
※廃仏毀釈については『泉涌寺 その1』の記事をご覧下さい。
その後、京都府の持ち物になったりと、転々として
結果的に、茶道の家元のひとつである『薮内家』のものとなったんですね
そこで、当時の当主であった薮之内紹智(やぶのうちじょうち)が作庭を手がけ
現在の大寧軒が完成したというワケです。
さてさて、最初の門をくぐった瞬間から、ワクワクの京子。
少し、歩くと2つ目の門を発見っ♪
コチラが庭園の入り口となっているんですね~。
一歩、足を踏み入れると素敵なお庭が目に飛び込んで来ました★
境内の広さは、470坪。
東山を借景にした池泉回遊式庭園が広がっています。
※池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)とは、その名の通り、池の周りをグルグルと回って楽しむスタイルのお庭の事です。
お庭には様々なものがありますけれど
まずは、コチラの手水鉢っ。
なんと、数えてみると、このお庭には
手水鉢は全部で5つ、灯篭はなんと・・・9つもあるんですよ♪
そして、茶室『環翠庵』です。内部は残念ながら非公開なんですけれど
中の広さは二畳台目(にじょうだいめ)との事です。
台目とは、茶道具などを置く目的のスペースの事を指し
二畳台目と言うと(二畳+台目の広さ)を持った茶室という事です。
次は、今が見ごろの・・・
桔梗(ききょう)です~。
綺麗な花を咲かせていました。
ちなみに、南禅寺 大寧軒は夏だけでなく、紅葉の名所とも言われていて
秋にも特別公開しているとの事です。
桔梗以外にも、一年を通して様々な花々がお庭には咲いています。
そして、こんなものもありました♪
池の中にそびえ建つ、少し変わった鳥居!
『三柱鳥居(みはしらとりい)』と言いまして、3つの鳥居を組み合わせたものなんですね。
※これは、京都三珍鳥居で知られる太秦にある木嶋神社(蚕の社)の『三柱鳥居』を模して作られたものだそうですよ♪
さらにその鳥居の奥には、滝もあります。
こちらは玄武岩(げんぶがん)。兵庫県城崎温泉の近くにある玄武洞(天然記念物)から運ばれた石で高さは2メートルほどありました。
さて、廃寺を買い取って素敵な茶庭に変えちゃったお茶の家元である『薮内家』について少しご説明しますと
歴史は古く、なんと室町時代にまでさかのぼります~♪
初代は『武野紹おう・たけのじょうおう』という人で
(※『おう』は區に鳥)
大坂は堺の商人でもあった人物なんです。
ちなみに兄弟子には
あの・・・千利休がいたとの事です。
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