こんにちは京子です。

では、昨日の大国主社に引き続いて

本日も八坂神社境内の末社をご紹介したいと思います♪


その名も

北向蛭子社

北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)です


え・・び・・す?

そうです、こちらは通称『祇園のえべっさん』とも呼ばれている

商売繁盛のご利益のある神社です。


北向蛭子社

北向蛭子社の歴史は古く

平安時代にはすでに八坂神社に祀られるようになったと言われています。


現在の社殿は

1646年、江戸時代のはじめに建てられたものだそうで

国の重要文化財にも指定されています


名前にもあるように、北の方角に向かって建っているのが

珍しい事から北向蛭子社と呼ばれているんですね~。


※ちなみに北向蛭子社の建っている場所は、八坂神社の西楼門から入り、本殿へ抜ける参道の途中にあります♪


さて、祭神は誰かと言いますと・・・

事代主神(ことしろぬしのかみ)と、こま札に書かれています。


そうです!

この神様は昨日の大国主社でも取り上げた

大国主命(おおくにぬしのみこと)の子供である事代主命(ことしろぬしのみこと)の事なんですね★

ちなみに

大国主命は七福神の『大黒さん』と同一視され

この、事代主命は『ゑびすさん』と同一視されているんですよね♪


北向蛭子社

こちらは絵馬です。ゑびすさんは、手に釣竿と鯛を持っています。


北向蛭子社

提灯にも『祇園のえべっさん』と書かれていますね~。


さて、平安時代からあった北向蛭子社ですけれど

全国的にも有名な、あの大阪のえべっさんである『今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)』は

八坂神社の氏子が、今宮に移り住んだ際、事代主神をその地に祀った事が始まりだそうです


この経緯から、毎年、今宮戎神社は祇園祭の際に

お供え物などを献上しているんですね


お正月には鯛も奉納しているそうですよ~。


さて、福の神様・商売繁盛の神様である、ゑびすさん♪

京都でも、恵美須神社で行われている『十日ゑびす(初ゑびす)』が有名ですけど

この北向蛭子社でも

年初めには蛭子祭と呼ばれる神事が行われているんですね!

初ゑびすに関しては『十日ゑびす大祭 招福祭 2011(恵美須神社)』の記事をお読み下さい。


蛭子祭では

八坂神社から、七福神を乗せた『えびす船』と呼ばれる神輿が出発し

目の前の四条通りを

七福神に扮した人たちや、巫女さんなど・・総勢、30人以上もの一団が列を作り

「商売繁盛!笹もって来い~!」の掛け声と共に巡行するんですね。


ちなみに、えびす船には

北向蛭子社

こちらの・・

ふれあい『えびす像』も乗っています~!


普段は、もちろん北向蛭子社の境内にあります。

北向蛭子社

名前の通り、直接手で触れる事が出来ます。


つまり、ナデナデとお触りして、ご利益を授かるんですね♪

そんな蛭子祭にあわせて、八坂神社では9日と10日の2日間『三社詣(さんじゃもうで)』が行われています。

八坂神社と、北向蛭子社と、大国主社を回り御朱印を貰い、家に持ち帰るとご利益があるんですよ。


北向蛭子社

北向蛭子社の鳥居のすぐ隣には

車の祓所なんていうのもありました~。


そうです、人のお祓いだけでなく、現代では車のお祓いまでしてくれます!

そして、そして

北向蛭子社

こちらは

祇園祭の鉾のひとつである長刀鉾のオブジェ!!


これを見ると・・・

はやく、鉾が見たい~となっちゃいますね。


7月10日からは、各山鉾町に鉾が建てられ始めます!

いよいよ祇園祭もヒートアップしますよ~。


そんな北向蛭子社の場所はコチラ↓


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