こんにちは京子です。
さて、本日ご紹介する神社は
京都は伏見にあります
金札宮(きんさつぐう)です!
さて、まずはこちらのご祭神のひとりである
天太玉命(あめのふとだまのみこと)についてお話したいと思います。
時は、750年。平安遷都よりも少し前のお話です♪
この時、巨大な流れ星が降ったんですね。
巨大流れ星の話を聞いた、孝謙天皇(こうけんてんのう)は
「ええ!大丈夫かな。。あんな星が落ちてくるなんて。。うう。。心配じゃな。。」
と感じていたんですね。
そんな心配事に輪をかけるように起こった出来事が
・・・・日照りです。
ちなみに、こんな心配性な孝謙天皇は女性の天皇です。
しかも、2度も天皇をした人物なんですよね~。
どうして二度も!?
詳しくは神護寺の記事をご覧下さい。
さて、そんな女性の天皇である孝謙天皇は
水が無くなり作物も育たなくなってしまう。
どうしようか、と悩んでいた時に
『ある報告』を耳にするんですね。
この、金札宮のある伏見に現れた
・・・天太玉命。
この天太玉命は別名、『白菊翁』と呼ばれていてます。
天太玉命にまつわるエピソードを孝謙天皇は聞きます。
どんな話を聞いたのかと言うと
日照りによって困っていた民衆に対して
天太玉命は、
手に持っていた白菊を振ると、滴が落ち、たちまち清水が湧き出たんですね。
つまり地下水ですよね♪
これによって伏見の人たちは助かったそうです。
この事から天太玉命の事を白菊翁(しらぎくおきな)と呼んだそうです
※ちなみに金札宮は一度、秀吉の時代に、200メートルほど、移動をしているんですけど、かつての場所には『白菊の井』と呼ばれる井戸が残っています。
境内に入りますと、まず見えるのは舞殿ですね。
こちらは拝殿。丁度屋根の部分を見てみると・・・
綺麗な装飾が施されていますね~。一番左は弁天様でしょうね♪
拝殿の横には鉄で出来たおみくじです。引くと、番号か書かれていて、その数字を奥のボードと照らし合わせて見るんですよ。
こんな伏見を救ったエピソードを聞いた孝謙天皇は
「なんてスゴいんだ、天太玉命(白菊翁)・・」
と、感動し社殿の造営を始めたといいます♪
これにより、日本に災害や日照りを止める事が出来るかも知れないと
願ったのではないでしょうか?
ちなみに、金札宮という名前はドコから来たのかと言いますと
室町時代の猿楽師(今で言う能ですね)である世阿弥の作った
謡曲に金札(きんさつ)」という演目があります。
この時の、社殿の造営にまつわるお話が描かれていまして
伏見に建設中である社殿では
なんと・・・突如、天から『金の札』が降り注ぐのです。
何事かと多くの人が、金の札の元に集まり出し、一帯はざわざわし始めます。
そんな天から降ってきたお札をよーく見ると
そのお札にはこんな文字が書かれています。
「わたしは、天太玉命(白菊翁)。社殿に私を祀ると良いでしょう。伏見を守ってあげますよ。」
という意味の事が書かれていたんですね。
伏見に水を沸かせただけでなく、金のお札まで降り注いだ天太玉命は
このような形で代々語り継がれ
現在の金札宮はあるのですね。
絵馬にも、お金、小判が描かれていますね~♪
境内には末社もあります。こちらは、公岡稲荷大明神です。
その他にも末社があります。奥から、常盤稲荷社・橋吉稲荷社・恵比須社・金刀比羅社です。
さて、最後にご紹介するのが
京都市の天然記念物に指定されています
クロガネモチです♪
一説には、1200年以上の樹齢を持つと言われている巨大な木です。
冬には、赤い実が綺麗に実るそうですよ~♪
と、いう事で数々の歴史が残る、京都は『伏見エリア』にあります
金札宮の場所はコチラ↓
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