こんにちは京子です
さて、本日ご紹介するのはカフェです♪
その名も・・・
「ひだまり」です。
京町屋カフェである「ひだまり」は京都の西陣にあります。
この付近には、北野天満宮や大報恩寺(千本釈迦堂)などの神社やお寺があったり、京都の花街のひとつである上七軒(かみしちけん)がありますよ♪
時間によっては、芸妓さんや舞妓さんに会う事も出来るかもしれません。
さて、この京町屋という、京都を代表する建物ですけれど
具体的な特徴を少しご説明させて頂きますと
冒頭の写真を見ていただければ分かると思いますけれど
玄関のすぐ隣の窓部分に「格子」が入っているんですね
京都の家々は、家の前がすぐ道路になっているので
外から中を除かれない為に、そして防犯の為にも
窓には格子が取り付けられています
そして、外から中を除かれないようにするだけでなく
中からは外がよく見えるように工夫されていて、なおかつ、光がしっかりと採り入れられるような構造になっているんですね。
京町屋の格子は紅殻格子(べんがらごうし)と呼ばれています。
紅殻とは、わかりやすく言えば、赤サビを主成分とする塗料で
防腐、防虫効果があります。
これを塗りこまれたものが紅殻格子なんですね。
この紅殻格子の他に、京町屋の特徴的な部分としては
「うなぎの寝床」とも呼ばれる、狭い間口と深い奥行きがとられた間取りですよね!
なんとも独創的です
京町屋カフェである「ひだまり」店内の様子です♪
改装はあまりされている感じはなく
普通の一軒家の面影を残していますよ
三間に分かれたスペースはすべて座席となっていますし、テーブルとテーブルの間隔もたっぷりとってあるので、気兼ねなくくつろげちゃいます♪
夏は扇風機が置かれ
冬はこたつも登場するらしく
なんとも家庭的な雰囲気がたまりません
インテリアも黒電話があったりと異空間を満喫できます
こちらは玄関。何気にタンスがレトロでカワイイ。
ちなみに、京町屋の特徴は
「紅殻格子」や、「うなぎの寝床」以外にも幾つかありまして
代表的なものを少し紹介させていただきますと・・・
犬矢来(いぬやらい)
その昔は、馬などが通った際の泥よけとして
現在も、軒下を通る犬や猫のオシッコなどで
家を汚されてしまわないように置かれている
竹などで出来た垣根です。
虫籠窓(むしこまど)
虫かごに似ている事から、この名前がついたと言われています。
京町屋の2階部分についている虫籠窓ですけど
江戸時代は2階建ての建物は少なく
平屋の天井部分に屋根裏部屋を作り、そこを物置にしていました。
そこから、徐々に、本格的な中二階が作られるようになると
虫籠窓のような採光窓も取り入れられるようになったんですね。
なので、中二階部分の天井が低かった事から
正方形の窓ではなく、横長の長方形の窓になったというワケです
お話が少し脱線しちゃいましたけど
メニューを広げて何にしようかなと悩みます
お値段もすごく手ごろで
飲み物、デザートメニューは豊富です
それに加え「季節の和風カレー」なんていうのもありました。
カフェを楽しむ以外にもギャラリーとして雑貨や小物が展示されていてポストカードや缶バッジの販売などもされているという事です。
さて、京子は何をオーダーしようか
散々悩んだ挙句・・・
ここは、やっぱり!
ホットコーヒーを注文しました
オーダーすると、そばぼうろもついて来ました~
温かいコーヒーを飲みながら
店内を眺めていると
まるで、おばあちゃんの家にいるかのような温かい雰囲気に包まれますね♪
そして、京町屋のもうひとつの特徴でもある
「坪庭」を眺めながら、素敵な時間を過ごす事が出来ました
そんな京町屋が特徴の西陣にあるカフェ「ひだまり」の場所はコチラ↓
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