こんにちは、京子です
さて、本日は、・・・まずはこの写真を見て下さい。
どーん
嵯峨野に突如現る1200体もの羅漢・・・!
こちらが拝めるお寺が、その名も
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)です
当初は、この場所ではなく
東山の六波羅蜜寺の近くに建てられたそうで
京都洛外であり山城国の愛宕(あたご)郡と呼ばれていた事から
愛宕寺と名づけられたそうです。
じゃぁじゃぁ、愛宕寺念仏の「念仏」は
ドコから来たの
と!言いますと、
じつはこのお寺は称徳天皇(孝謙天皇が重祚して即位)により開基され
その後、平安時代に鴨川の洪水により・・・・
ザザザーー。。。。
と、一度、流されていまいます。
さて、一体どうなるんだろう・・・と思っていたところに
「これじゃだめだ!」と立ち上がったお坊さん
千観(せんかん)によって
復興されます。
そして、この千観はいつも念仏を唱え、民衆から念仏聖人と呼ばれていた事から「念仏」という言葉が足され、愛宕を「おたぎ」と呼び、愛宕念仏寺となったんですね。
では、こま札チェックも終わったところで
さっそく中へ入ってみましょー
入り口の仁王門を過ぎると受付がみえました~
すると・・・どこからともなく電子音が・・・
ピロロロロ~
ピロロロ~
なんとCDが販売されている
と思い・・よーく、そのCDを見てみると
なな、なんと・・
住職・シンセサイザー作曲、演奏「西村公栄」
というアーティストのCDでした!
つまり
( ´Д`)愛宕念仏寺の住職さんはCDを発売しています・・スゴイ!
後で調べるとMyspaceまで開設してました。
アルバムは23枚も発表してるそうです
ご興味のある方は一度聞いてみてはいかがでしょうか?
では、奥へどんどん進んでいきましょう~
境内は山の麓となっている為、階段でどんどん上へと
登っていく順路になっていますよっ
あここで何か黄色に光るものを発見~
これは何かというと
三宝の鐘(さんぼうのかね)
どーですか!鐘が3つもついてる!!
やっぱり、なんだか少し変わっています、このお寺。。
この鐘が仏法僧の三鐘として仏の心を自然界に伝えてるそうです。
鐘にはそれぞれ「佛」「法」「僧」と彫ってあります。
(・∀・)とりあえず、京子も3つ鳴らしてみることにしました
中はこんな構造になっています、いっぺんに3つ鳴らすのはなかなか力が入りましたけれど見事に「キン!」「カン!」「コーン!」と三者三様の音が奏でられました~。
どんどん奥へ登っていきます
さて、その次に見えたのは
すりすり
すりすり
手で触れて拝むために作られた観音様が眠る
ふれ愛観音堂
中で金色に光っているのが観音様です。
こちらは、絵馬です。
そうなんです、この観音様がまたなんとも愛らしい垂れ目のかわいいお顔をされています
ん?
丁度この辺りから京子はなんだか視線を感じていたのです・・
ん・・何だろう??(汗)
っと思った瞬間!!
そうです、冒頭でもお伝えした・・・
その数1200体にものぼる
千二百羅漢(せんにひゃくらかん)
羅漢とはつまり
尊敬されるべき修行僧で仏教において、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のことをそう呼ぶそうです。
こちらの羅漢は十大弟子 (じゅうだいでし)。釈迦(釈尊)の10人の主要な弟子のことです。
この羅漢、ちなみに六角堂でも「十六羅漢」としてもいたりしますよ
こちらは地蔵堂。
防火、鎮火の神としてあがめられている愛宕神社は、「火迺要慎(ひのようじん)」のお札がとても有名で京都の台所にはよく貼ってあるそうです。そんな愛宕繋がりという事でこちらにも火除地蔵菩薩坐像が祀られています
こちらに泳いでいる鯉は石の作りものでした(笑)
そしてー!
なんともアンバランスな2人を発見。
多宝塔です。
向かって右手は石のお釈迦様、
そして左手のキラキラ輝いているのは伝教大師像(でんきょうたいし)です。
伝教大師
愛宕念仏寺は天台宗でして
その開祖の最澄(さいちょう)の事なんですね~。
こちらは虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)十三参りのお参りや、受験合格祈願のご利益があるそうです。
本堂です。中には千手観音があるそうですよ。
紅葉の季節も愛宕念仏寺はオススメだそうです~っ
それにしてもこの愛宕念仏寺の羅漢は千差万別の顔をしています。
それもそのはず、
1981年から10年間に渡り、1200人の一般の参拝者自身の手によって彫られたそうで
おばあちゃんみたいな顔をしてるものや
お酒を飲んでるもの
他にも・・・
完全にモアイみたいな顔してるものや
カメラを手にしているもの
などなど
とてもバラエティに富んだ羅漢たちが
境内のあちらこちらに所狭しと並んじゃってます
そして中には
KFCというハコみたいなのを持ってる羅漢まで発見!
ん?
なんだ、KFC・・・
そして・・・箱?
え・・
もしかして
( ´Д`)絶対ケンタだよー!
うーん、羅漢の皆さん・・とても修行僧には見えませんね(笑)
そんな愛宕念仏寺の場所はコチラ↓
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