後祭の先頭全体の24番目を巡行する山でありま~す
北観音山(きたかんのんやま)といえば
下水引 中島来章の下絵による「唐人物王侯行列風俗」
南観音山の所でもご紹介しましたが
別名:「上り観音山(のぼりかんのんやま)」とも
呼ばれているんですよね~
天水引 雲龍文(うんりゅうもん)
金地錦観音唐草模様 1989年に新調と一年毎に変えるそうですよ
この山も、鉾の形をした「曳山」になっているので、
真木(しんぎ)ではなく「松の木」ですよね
後方の破風
1833年 片岡友輔(かたおかゆうほ)の作
さて、この松は「鳴滝(なるたき)」と呼ばれる京都の地名の場所から
毎年「2本」届けられるそうなんで~す。
2本!ということは
もう、らっぶらぶな「南観音山」用の松ですよね
ちなみに、振り分けは
代表が「クジ」を引くことによって仲良くわけあっているんだそうです
下:二番水引 紅地牡丹梅笹唐草文様綴織
※三番水引として金地紅白白牡丹紋様唐織があり、更にその下に胴掛ではトルキスタン絨毯
※前懸は19世紀のメダリオン中東連華文様ペルシア絨毯
※後懸は19世紀の中東連花葉文様ペルシア絨毯
※見送は17世紀中国・明朝の日輪鳳凰百子嬉遊図綴錦
こちらは前方の破風
1833年 片岡友輔(かたおかゆうほ)の作
南観音山の所でも少ぉし触れましたけれど
「南観音」と「北観音」は、
特別な関係のある山同士なんですよね~
なんとっー
南観音は、北観音のことが好き好き大好きな間柄で、
それを表わした神事が「あばれ観音」であり、
ぞっこんラブラブ~すぎて巡行の際
「暴走」を抑制する為に
気持ちのクールダウンをする為に行う神事なんですよね
でも、そんなラブラブな気持ちをクールダウンしちゃう南の観音さまを
北の観音さまはどんな心境で巡行の日を迎えられるのでしょうね!?
■2012年 山建ての様子
そんな北観音山の場所はコチラ↓
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