 | 2016-01-17 |
| テーマ:京都検定対策問題 | |
京都検定対策問題 その151
本日は京都検定対策問題をお届けします。
実力試しに挑戦してみてくださいね～♪
では、早速1問目です。
【問題】
平安京の南に鎮まるという意味で名付けられたのはどこか。
ア.東寺（とうじ）
イ.城南宮（じょうなんぐう）
ウ.南禅院（なんぜんいん）
エ.南禅寺（なんぜんじ）
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.城南宮
城南宮は、794年（延暦13年）
平安京遷都の際に
平安京の南を守る為に建てられ
王城（都）の南にある事から
城南宮という名が付けられました！
平安時代後期には、ここに白河上皇
（しらかわじょうこう：第72代天皇）が
離宮を造営し『院政（いんせい）』を
行ったんですね
ちなみに院政とは
元天皇である上皇による政治の事です
以後も鳥羽天皇（とばてんのう：第74代天皇）
後白河天皇（ごしらかわてんのう：第77代天皇）
後鳥羽天皇（ごとばてんのう：第82代天皇）と
150年に渡って城南宮が政治や文化の中心になりました。
そんな城南宮は、方除けや厄除け
交通安全のご利益がある神社として
知られているんですよ
続いて2問目です。
【問題】
妙心寺（みょうしんじ）の雲龍図（うんりゅうず）の作者は次のうち誰か。
ア.狩野永徳（かのうえいとく）
イ.狩野山楽（かのうさんらく）
ウ.狩野探幽（かのうたんゆう）
エ.狩野光信（かのうみつのぶ）
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.狩野探幽
妙心寺の法堂（はっとう）に描かれている
雲龍図は、狩野探幽が55歳の時に
8年かけて完成させた龍図で
どこからみてもこちらを見ている様に
描かれた龍である事から
『八方睨みの龍（はっぽうにらみのりゅう）』
と、呼ばれているんですね
妙心寺の三門
ちなみに臨済宗のお寺には
龍の絵が描かれていたり
龍の瓦があったりするんですけれど
これは臨済宗では、龍が仏法を守る存在と
考えられているからなんだそうですよ
3問目にいってみましょう。
【問題】
ご祭神に蘇民将来（そみんしょうらい）をお祀りしている事から蘇民将来社とも呼ばれている八坂神社の摂社はどこか。
ア.悪王子社（あくおうじしゃ）
イ.疫神社（えきじんじゃ）
ウ.冠者殿社（かんじゃでんしゃ、かじゃでんしゃ）
エ.北向蛭子社（きたむきえびすしゃ）
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.疫神社
疫神社は、ご祭神に蘇民将来を
お祀りしている神社で
その事から蘇民将来社とも
呼ばれています
八坂神社の粽
ちなみに祗園祭（ぎおんまつり）の
各山鉾町の粽（ちまき）には
『蘇民将来子孫也
（そみんしょうらいのしそんなり）』
と書かれた護符がつけられていて
これは
「我が家は蘇民将来の子孫なんで
どうか病気や災いから守って下さいね。」
という願いを込められているんです
※蘇民将来について詳しくは、疫神社祭 2015（疫神社）の記事をご覧下さい。
【問題】
栄西（えいさい、またはようさい）は、中国から持ち帰った茶種を、ある人物に譲ったといわれているが、そのある人物とは誰か。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
明恵（みょうえ）
明恵は、鎌倉時代の高僧で
華厳宗（けごんしゅう）の
中興の祖といわれています
1206年に後鳥羽上皇より
与えられたお堂（神願寺 都賀尾坊）を
『高山寺（こうざんじ）』と改め
再興しました
高山寺（こうざんじ）
そんな明恵は
栄西（えいさい、またはようさい）が
中国から持ち帰った茶の実を
栂尾（とがのお）で育て
茶の普及のきっかけをなした人物としても
知られているんですね♪
この茶の種が宇治にもたらされ
宇治茶が生まれたんですね
という事で本日も4問出題させていただきました！
みなさんは何問正解されましたか？
