メモ2015-10-24
テーマ:祭り・イベント

京都4大行事

今回ご紹介するのは

京都4大行事(きょうとよんだいぎょうじ)です!


京都では1年を通じて様々な伝統的な行事が

行われているんですけれど

その中でも特に代表的な4つの行事を

京都4大行事と呼んだりするんですね~


ちなみに4つの行事は全てお祭です


あまり京都のお祭を知らない方でも

1度はテレビ等で見たり聞いたりした事が

あるのではないでしょうか♪


それでは早速その4つのお祭をご紹介しましょう


葵祭(あおいまつり)


葵祭


日にち:5月15日


葵祭というのは、1400年以上もの歴史を持つ

上賀茂神社(かみがもじんじゃ)と

下鴨神社(しもがもじんじゃ)の例祭(れいさい)の事で

この2つの神社を総称して賀茂社と呼ぶ事から

賀茂祭(かもまつり)とも呼ばれていました


平安装束に身を包んだ
500名以上もの時代行列が
京都御所(きょうとごしょ)から
上賀茂・下鴨の賀茂社に
捧げ物を届ける為に
御所を出発し、下鴨神社を経て
上賀茂神社へと向かう一大パレードが
見所の1つなんですよ


そんな葵祭は、平安時代には

すでに行われていたそうで

日本最古のお祭とも言われています


567年(欽明天皇28年)に
京の都を襲った凶作が
賀茂神(かものかみ)の祟りだと考えられ
それを鎮める為に天皇の勅使によって
葵の葉(あおいのは)を飾り
馬に鈴を付けて走らせ祈願した事が
始まりといわれています


ちなみに平安時代、たんに『祭』と言えば

賀茂祭の事を意味するそうで

紫式部(むらさきしきぶ)の

『源氏物語(げんじものがたり)』

清少納言(せいしょうなごん)の

『枕草子(まくらのそうし)』にも

登場するお祭なんですね~♪


そんな葵祭には

関連する行事がいくつもあるんですよ♪

※詳しくは、葵祭関連行事一覧の記事をご覧下さい。


■祇園祭(ぎおんまつり)


祇園祭の長刀鉾


日にち:7月中


祇園祭は、八坂神社(やさかじんじゃ)のお祭で

869年(貞観11年)に

京の都に疫病が流行った際

これを牛頭天王(ごずてんのう)の祟りや

怨霊の仕業であると考えて

その祟りを鎮める為に

神泉苑(しんせんえん)で

御霊会(ごりょうえ)を行った事に

始まるといわれています

※牛頭天王とは、釈迦が説法をしたインドの祇園精舎の守護神の事です。祟り神。日本では、素戔嗚尊と同一視されています。


御霊会では、当時の日本の
国の数である66本の鉾を作って
祗園社(八坂神社)からの神輿と共に
町を練り歩き疫病退散させたんですね!


ちなみにこの66本の鉾が

後の山鉾の原型になるんですよ


最初は、疫病が流行った時だけ

御霊会を行っていたみたいなんですけれど

970年(天禄元年6月14日)以降は

毎年行われるようになりました


これが後に祇園祭となるんですね♪


ちなみに祇園祭は山鉾巡行

(やまほこじゅんこう)や

宵山(よいやま)だけでなく

7月1日の『お千度の儀

(おせんどのぎ)』から始まり

7月31日の疫神社夏越祭

(えきじんじゃなごしさい)』まで

ほぼ毎日、関連行事が行われる

1ヶ月間続くお祭なんですよ♪

※詳しくは、祇園祭の日程一覧の記事をご覧下さい。


■五山の送り火(ござんのおくりび)


五山送り火(ござんのおくりび)

日にち:8月16日


五山の送りは、京都市内にまたがる5つの山

・大文字山(だいもんじやま)

・松ヶ崎西山・東山(まつがさきにしやま・ひがしやま)

・西賀茂船山(にしがもふねやま)

・大北山(おおきたやま)

・曼荼羅山(まんだらやま)

で行われている火祭でお盆にお迎えした

ご先祖様の精霊(しょうらい)を

火を焚いて再び送り返す為の儀式といわれています


また、無病息災を祈るという

側面もあるようですよ♪


一般庶民を含めた年中行事として
定着するようになったのは
室町時代から江戸時代以降と言われ
今の五山の他に
市原野(いちはらの)の
『い(かながしら)』の字や
観音寺村の『長刀(なぎなた)』の字
北嵯峨の『蛇』の字
鳴滝(なるたき)の『一』の字
松尾山、または一乗寺
静原のいずれかの場所の
『竹の先に鈴』の字があったそうです


そんな五山の送り火は

青蓮院(しょうれんいん)の住職や

弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)が

始めたという説等があるんですけれど

詳しい事はわかっていません


時代祭(じだいまつり)


時代祭


日にち:10月22日


平安遷都1100年を記念して

1895年(明治28年)に

桓武天皇(かんむてんのう:第50代天皇)と

孝明天皇(こうめいてんのう:第121代天皇)を

主祭神としてお祀りした平安神宮(へいあんじんぐう)が

創建された際の記念祭に始まるお祭です


お祭では、桓武天皇と孝明天皇の
御霊を遷した(うつした)鳳輦(ほうれん)が
平安時代から明治維新までの8つの時代の
風俗を再現した行列と共に
京都御所から平安神宮までを巡行する
神幸祭(しんこうさい)が見所なんですね~♪


行列は、それぞれの時代装束に身を包んだ

約2000人からなる一大時代絵巻行列となって

見る人を過去にタイムスリップしたかのような

気持ちにさせてくれるんですよ


ちなみにお祭は
22日の行列が有名ですけれど
10月15日の参役宜状授与祭
(さんやくせんじょうじゅよさい)
21日の前日祭、22日の神幸祭
行在所祭(あんざいしょさい)
還幸祭(かんこうさい)
23日の後日祭という
日程で行われています


という事で今回は京都4大行事を取り上げました~♪

京都4大行事の行われるそれぞれの場所はコチラ↓



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