メモ2014-06-19
テーマ:お寺

善導寺

今回ご紹介するのは

二条木屋町という地域にある

善導寺

善導寺(ぜんどうじ)です!


二条通りに面し

ビルの間に挟まれるようにして

珍しい竜宮門が見えるんですよ~


実際に中に入ったことが無くても

存在自体はご存知の方も多いと思います


ちなみに近くには『男女の縁切り』で知られる

法雲寺(ほううんじ)があります


案内板

善導寺は1566年(永禄9年)

筑後国(現在の久留米市)にある善導寺の僧

然誉清善(ねんよせいぜん)和尚によって

六角堂の辺りに草庵を建てた事が始まりなんだそうですよ。


しかし1788年(天明8年)の天明の大火によって焼失したようで

第4世旭誉(きょくよ)上人が

長谷川重兵衛の寄進を受けて

現在の場所に再興したと言われています


ちなみに正式名称は真光明院(しんこうみょういん)善導寺で

山号は終南山(しゅうなんざん)

浄土宗知恩院派のお寺なんですよ。

当時は非常に大きなお寺だったそうです


ではさっそくレポートしていきましょう!


竜宮門

竜宮門をくぐると

すぐ右手にあるのが江戸時代に作られたと言われる


善導寺型燈籠

善導寺型燈籠


善導寺型燈籠(ぜんどうじがたとうろう)です!


この善導寺型燈籠は

点灯をするための火口のある部分

火袋(ひぶくろ)の面に

茶碗、炭斗(すみとり・炭を入れておく籠)、火鉢、火箸(ひばし)、茶釜(ちゃがま)、柄杓(ひしゃく)、五徳(ごとく・釜をのせる器具)などが 彫られている事から茶人に愛されたそうですよ


現在は、風化してしまってその面影を見ることが

出来ませんでした・・・


他にも書院庭園にはとても珍しい

白大理石で作られた石幢(せきどう・六角または八角形の石柱)を

燈籠にしたものがあるそうですけれど

非公開のようで写真は撮れませんでした

※ちなみに石燈籠は似たようなものがありますけれど、その起源となっている燈籠の事を本歌(ほんか)と言うそうです。善導寺型燈籠の本歌は、もちろんこの善導寺のものなんですよ。円山公園内にも善導寺型燈籠がありますのでご興味のある方は探されてみてはいかがでしょうか♪


本堂

こちらが本堂になります。


本堂にはご本尊である

阿弥陀如来が安置されているそうですよ。


本堂の前に何気なく置かれている

釈迦三尊石仏

この石なんですけれど・・・

見てみると、お釈迦様が彫られていました


これは釈迦三尊石仏(しゃかさんぞんせきぶつ)と言って

嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう・ 清凉寺)の本尊を模したものと言われ 大変珍しいものと言われているんですね。


真ん中に釈迦如来

左側に五髻文殊菩薩(ごけいもんじゅぼさつ)

右側に弥勒菩薩(みろくぼさつ)を配置する

清凉寺式と呼ばれています。

※弘安元年(1278年)と刻銘があることから鎌倉時代のものと言われています。


こちらは善導寺の墓地にある

地蔵堂

火除地蔵尊(ひよけじぞうそん)を安置する地蔵堂です。


また、善導寺は

お寺の中にエステサロンがある

とっても珍しい場所なんですよ


ご興味のある方は

散策ついでに

エステにも行かれてみてはいかがでしょうか


そんな善導寺の場所はコチラ↓


大きな地図で見る


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