2014-03-06 | |
テーマ:祭り・イベント |
関連:常盤神社 / |
春祭り(蔵王社)
今回ご紹介するのは
常盤神社(ときわじんじゃ)の蔵王社(ざおうしゃ)で行われました
春祭りです
常盤神社(ときわじんじゃ)は
京都府南部の
久世郡久御山町(くぜぐんくみやまちょう)にあるんですよ。
以前、同じ久世群にある
室城神社の春祭(矢形餅神事・やかたもちのしんじ)をご紹介しましたけれど
今回の常盤神社の春祭りでも
同じ神職の方がご奉仕されていました
※春祭について詳しくは、春祭(矢形餅神事) 2013(室城神社)の記事をご覧下さい。
江戸時代、常盤神社は
牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)と
呼ばれていたそうなんですけれど
明治時代の神仏分離令によって
野村神社と改められ
明治14年には常盤神社と改称したそうです。
牛頭天王と言えば
日本神話に登場する神様として有名な
素戔嗚尊(すさのをのみこと)と同一視されている神様ですよね
今回ご紹介するのは
そんな常盤神社にある
蔵王社のお祭なんですよ
蔵王社の春祭りは
毎年、3月6日『啓蟄(けいちつ)の日』に
行われているそうです。
※啓蟄とは、二十四節気(にじゅうしせっき ・1年を24等分して約15日ごとに分けた季節)の1つで季節が春になって暖かくなり虫が出はじめる頃の事です。
つまり春の訪れを
感じる事の出来る祭というワケですよね。
また蔵王社の春祭りには
ちょっと変わったお供え物が供えられる事で
有名なんですよ
そちらの方はまた後ほどご紹介させて頂きますね。
では早速レポートしていきましょう!
午後14時頃、神職の方をはじめ氏子の方々が
お清めを行います。
その後、蔵王社の前に移動します。
修祓(しゅばつ)が行われ
神前にお供えをする神饌(しんせん)にも
お祓いをします。
そして・・・
いよいよ例のお供え物が供えられます
先ほども言いましたけれど
ちょっと変わったお供え物とは
こちらの
おむすびに細長い縄を巻いた鉢巻飯。
鉢巻飯(はちまきめし)なんですよ~
鉢巻をしているように見えますよね♪
今日お供えされている鉢巻飯は
すべて手作りなんだそうですけれど
おむすびが鉢巻をしているなんて
不思議ですよね~
一体何故なの~と
神職の方にお聞きすると
昔この辺りで農業に従事していた人達が
鉢巻を巻いて農作業をしていたらしく
それと同じように
お供え物にも鉢巻を巻いたんだそうですよ。
蔵王社にお供えされた鉢巻飯です。
いつ頃から鉢巻を巻いた鉢巻飯を
お供えするようになったのかは
はっきりとはわかっていないそうです。
ちなみにこちらの鉢巻飯は
境内の摂社・末社にもお供えされていました。
そして神社のすぐ近くに
称名寺(しょうみょうじ)というお寺があるんですけれど
氏子の方が、そちらにも鉢巻飯をお供えに行かれてましたよ
神仏習合の名残で、今でも
お供えをしているそうです。
その後、祝詞を奏上し
無事、全ての神事をお納めされました。
今回は春祭りの鉢巻飯をご紹介しましたけれど
秋に行われる祭でも
少し変わった新撰がお供えされるという事なので
気になった方は行かれてみてはいかがでしょうか
そんな蔵王社の春祭りが行われた常盤神社の場所はコチラ。
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