2013-10-27 | |
テーマ:祭り・イベント |
秋季大祭(鈴鹿神社)
今回ご紹介するのは、京都府舞鶴市(京都府北部)にある
鈴鹿神社(すずかじんじゃ)で行われた・・・
秋季大祭です
※毎年10月下旬の日曜日に開催されています。
しかも今回は5年に一度しか行わない
伝統芸能の奉納が行われたんですね~っ
なかなかのプレミアム感だと思いませんか?
※この伝統芸能は京都府の無形文化財にも指定されているんですよ。
では早速レポートしたいと思います。
早速ですが、今回『秋季大祭』が行われる
鈴鹿神社について簡単にご紹介させていただきますと・・
詳しい創建時期については不明だそうですが
現在の祭神である金山彦神(かなやまひこのかみ)が祀られたのは
1743年、江戸時代中期だそうです。
ちなみに、この神様は
剣や刀に加え『金属』を司る神様として知られているんですよ。
さて、12時過ぎに到着すると
ちょうど本殿神事が行われているところでした!
これが終わると、続いて境内に設置された舞台で
伝統芸能(舞)の奉納が行われるんですね
ちなみ、この日は朝から
こちらの『太鼓屋台』が氏子町を練り歩き
各所でお囃子が奉納されたそうですよ~!
本殿神事が終わると
まず最初に、太鼓の奉納が境内で行われます。
若い女性の方が太い撥(ばち)で豪快に太鼓を打っていらっしゃいましたよ~。
そして・・・
お待たせしましたっ。
本殿神事や太鼓奉納が終わった13時頃より
5年に一度の伝統芸能が奉納されます!!
どんな伝統芸能が奉納されるのかというと
まずは『能』です
一番叟(いちばんそう)『千歳の舞』
翁の舞の前に、露払い(先に演じて穢れを祓う)として舞う事が多いようです。
二番叟(にばんそう)『翁の舞』
翁の面をかぶり手には短刀を持って舞っていましたよ。
三番叟(さんばそう)『前踏(まえぶみ)』
扇を手に舞を踊ります。演じているのは全て小学生の男の子なんですね。
※年度によって違う場合もあるそうです
三番叟『奥踏(おくぶみ)』
先ほど登場した翁と競演し、最後は翁の面をかぶった三番叟が、鈴を手に踊ります。
つづいて小学生の女の子による
舞が披露されます
『姫三社の舞(ひめさんじゃのまい)』
可愛い女の子3人によるおしとやかな舞です
年齢の合う娘がいない場合は奉納されないそうなので
今年は見れて良かったです
『徳若萬歳(とくわかまんざい)』
徳若とは、いつも若々しく長寿を保つという意味で、こうした祝いの言葉を述べながら舞います。
ここまでを動画でどうぞ。
こうして14時前には、これらの演目が終わり
以上で鈴鹿神社の伝統芸能は終了なのですが・・・
ちょっと待ったーーー!!
という事で、ここから阿良須神社(あらすじんじゃ)の方が登場し
引き続き舞を奉納するんですねっ。
そうなんですっ
ここから徒歩10分程の距離にある阿良須神社でも
同日、お祭りが行われているんですね
実は、鈴鹿神社の芸能奉納が5年に一度なのは
阿良須神社の舞が5年に一度である事から、その年に合わせて行われているんですね。
※阿良須神社の祭は5つの地区が担当していて、毎年交代で担当しているそうです。ちなみに舞を披露しているのは上田中と呼ばれる地区のみなので、5年に一度というワケなのです。
まずは阿良須神社のお囃子が盛り立てますっ!
こうして15時前より
阿良須神社で舞っていた女の子達が
鈴鹿神社のステージで『天女舞』を奉納しますっ。
この『天女舞』は阿良須神社にゆかりのある舞で
1300年ほど前に、高市皇子(たけちのおうじ・天武天皇の皇子)が
阿良須神社を訪れ、祈願したところ
美しい五人の天女が舞い降りてきた事に由来するそうです
まずは巫女の姿で舞う『するが舞』です
手には榊と扇子を持って舞います。
歌や太鼓も子供たちによるもので、練習の成果をステージで披露します。
続いて『あめち舞』です。
先ほどの巫女とは違い
まるで神話の世界から飛び出して来たかのような姿!
最初は鈴を手に踊りますが
最後は槍に持ち替えて、舞を奉納していましたよっ
こうして15時頃に舞が終わると
再び太鼓の奉納などが、行われ
最後は鈴鹿神社、阿良須神社と合同で太鼓を叩き
祭は終了しましたっ。
秋季大祭の行われた鈴鹿神社の場所はコチラ
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