2013-09-26 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その221
今回は京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので
是非チャレンジしてみて下さい
では早速1問目です。
【問題】
観阿弥(かんあみ)の子で、物まね主体の猿楽能(さるがくのう)を、歌舞主体の夢幻能(むげんのう)へと洗練したのは誰か。
ア.相阿弥(そうあみ)
イ.芸阿弥(げいあみ)
ウ.世阿弥(ぜあみ)
エ.音阿弥(おんあみ・おんなみ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.世阿弥
世阿弥は室町時代初期に活躍した
能役者です。
日本最古と言われる能の理論書
『風姿花伝(ふうしかでん)』を
書いた事でも有名なんですよ
父・観阿弥と供に
能の祖と言われ
猿楽(現在の能)を
大成したと言われています。
※現在でも、その流派は『観世流(かんぜりゅう)』として受け継がれています。
そんな親子が
猿楽を披露した場所が
新熊野神社(いまくまのじんじゃ)なんですよ。
ここで当時17歳だった
足利義満(あしかがよしみつ・室町幕府第3代将軍)の目に止まり
幕府の庇護を受けたと言われています
※詳しくは、新熊野神社の記事をご覧ください。
引き続いて2問目です。
【問題】
11月30日から12月26日まで南座で行われる顔見世は、何の興行か。
ア.京舞
イ.能
ウ.歌舞伎
エ.文楽
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.歌舞伎
南座は江戸時代初期に
建てられた劇場です。
顔見世とは
そんな南座で行われる
歌舞伎公演の事なんですよ
11月25(または26)日には
出演する役者の名前が書かれた
『まねき看板』が
南座正面に並べられます
※詳しくは、まねき上げ 2012(南座)の記事をご覧下さい。
続いては3問目です。
【問題】
お盆の行事で、祖霊を迎える「迎え鐘」の寺としては六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)が、「送り鐘」としては寺町通の( )が知られている。
ア.安養寺(あんようじ)
イ.阿弥陀寺(あみだじ)
ウ.本能寺(ほんのうじ)
エ.矢田寺(やたでら)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.矢田寺
矢田寺は平安時代初期に
奈良県にある矢田寺の別院として
建てられたのが始まりと言われています。
地獄まで行き
罪人を救うと言われる
珍しいお地蔵様がいらっしゃる事でも
有名なんですよ
そんな矢田寺にある『送り鐘』は
お盆の季節に『迎え鐘』で迎えたご先祖様を
再び送り返す際に撞く鐘です。
※京都で行われるお盆の行事について詳しくは、六道参り 2010(六道珍皇寺)の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択問題ではありません。
ズバリでお答えください。
【問題】
氷河期以来の水生生物などが国の天然記念物に指定されている池はどこか。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
深泥池(みどろがいけ)
深泥池は京都市の北にある
周囲約1.5kmの池で
中央には、池全体の1/3を占める浮島があります
※1927年に国の天然記念物に指定され、1988年には生物群集全体が対象になったそうです。
ちなみに、深泥池のすぐ近くには
『すぐき漬け発祥の地』と言われている
深泥池貴舩神社(みどろがいけきふねじんじゃ)があるんですよ。
※詳しくは、深泥池貴舩神社の記事をご覧下さい。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんはいくつ正解されましたか?
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