メモ2013-07-20
テーマ:その他

京の灯篭流し

今回ご紹介するのは・・

京の灯籠流し

京の灯籠流し(とうろうながし)です


水辺を流れる鮮やかな灯篭が

とっても幻想的なこちらの行事は

あの世から帰って来ているご先祖様を

再び送り返す『送り火』の1つです

※灯籠という漢字はいくつかあり『灯篭』『燈籠』などとも表記します。この他、呼び方も『万灯流し』『精霊流し』と言う場合もあります。


ご先祖様を送る目的以外にも

死者を弔う為に灯篭が流される場合もあり

時期や意味合いは、場所によって多少違いますが

全国的に行なわれているお盆の行事の1つなんですよ


では、京都で行なわれる灯籠流しを

ご紹介したいと思います~!


・8月3日-伏見万灯流し(ふしみまんとうながし)

伏見万灯流し

京都府京都市伏見区南浜町

京都市南部・伏見で行なわれる『伏見万灯流し』は

幕末、船宿として活躍した『寺田屋』のすぐ近くにある

寺田屋浜にて行なわれます!


かつては客船が多数出入りしていた川を使って

行なわれる『伏見万灯流し』は

幕末ファンになら一度は参加される事をおすすめしますっ


・・というのは、何故かと言いますと

2004年より始まった伏見万灯流しでは

ご先祖の供養の他に、『鳥羽伏見の戦い(1868年)』で無くなった

戦没者慰霊の意味が込められているんですね。

※鳥羽伏見の戦いについて詳しくは御香宮神社 その1の記事をご覧ください。


もちろん、一般でも灯篭を流し、献灯する事が可能ですので

是非、参加されてみてはいかがでしょうか?

18時より法要が行なわれ、18半時頃より

数千とも言われる、色鮮やかな5色の灯籠が流れます

※ちなみに開催日は毎年、8月の第1土曜日となっています。詳しくは伏見万灯流し 2012(寺田屋浜)の記事をご覧下さい。


・8月16日-嵐山灯篭流し(あらしやまとうろうながし)

嵐山灯篭流し

京都府京都市右京区嵯峨嵐山中之島

京都市内では最大級の『嵐山灯篭流し』は

大堰川(桂川)を使って行なわれ、毎年多くの方が訪れます

戦没者の供養として1949年に始まったもので

7000~8000とも言われる灯篭が大堰川に流されます。


見物客は、川に架かる橋『渡月橋』の上や

川べりから、幻想的な灯篭流しを楽しむ事が出来るんですよ~

※この他にも、大堰川に浮かぶ屋形船から見学する事も可能のようですよ!(事前の予約をおすすめします。)


もちろん自分の灯篭を流したい場合は

購入し、故人の名前を水塔婆(みずとうば)に書いてもらい

流す事が可能です。

※川に直接流す作業は係りの人でないと出来ませんので、灯篭を預けて代わりに流してもらいましょう。


ちなみに、当日は

20時過ぎより『五山の送り火(ござんのおくりび)』も行なわれているので

渡月橋の上であれば、『左大文字』『鳥居形』を見る事が

可能なんですよっ。ダブルでお得ですね~っ

※詳しくは嵐山灯篭流し 2011(嵐山中之島公園)の記事をご覧下さい。


・8月16日-広沢池灯篭流し(ひろさわいけとうろうながし)

広沢池灯篭流し

京都府京都市右京区嵯峨広沢町

広沢池は、円周1.3キロほどの巨大な池で

西行法師や松尾芭蕉の歌にも詠まれている

歴史的な池なのです


そんな広沢池に、5つの智恵を表した

5色の灯篭、約2000個が浮かべられます

そして、こちらも嵐山灯篭流しと同様に

池からは『五山の送り火』の1つ『鳥居形』を見る事が出来ます。


幻想的な灯篭と鳥居形をセットで撮影出来ちゃうので

カメラマンにも人気のスポットのようですよ。

※詳しくは広沢池灯篭流し 2012(広沢池児神社)をご覧下さい。


・8月16日-宮津燈籠流し(みやづとうろうながし)

京都府宮津市島崎

京都府北部に位置する宮津市の燈籠流しは

天橋立(あまのはしだて)で有名な宮津湾を使って行なわれます。


400年以上も続く歴史ある燈籠流しで

宮津湾には約10000個の灯篭の他に

踊り船(船上での盆踊り)が出たりと

大変、賑やかなものとなっています~


この灯篭流しに加え

当日は花火大会や盆踊りも行なわれる事もあり

会場となる島崎公園には

多くの人が足を運ぶそうですよ~。


という事で今回は『京の灯篭流し』をご紹介しました。

場所はコチラ↓


より大きな地図で 京の灯篭流し を表示



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