2013-05-02 | |
テーマ:祭り・イベント |
神泉苑祭 宵宮(神泉苑)
今回ご紹介するのは、神泉苑で行なわれた・・・
神泉苑祭 宵宮(しんせんえんさい よいみや)です
平安時代、貴族がこの場所で
舟遊びや遊宴を度々行っていた事で知られ
日本で最初の花見が開かれた場所だと言われています♪
※812年に嵯峨天皇が、ここで花見を行なった事が記録として残っています。
また境内にかかる法成橋(ほうじょうばし)は
源義経(みなもとのよしつね)と静御前(しずかごぜん)が
出会った場所として知られています
※神泉苑について詳しくは、神泉苑 その1、神泉苑 その2、神泉苑 その3の記事をご覧下さい。
神泉苑祭 宵宮(簡単に言うと前夜祭)では
境内に浮かぶ龍王船にて、雅楽の演奏を行なったり
善女龍王社(ぜんにょりゅうおうしゃ)前にて
和太鼓の奉納をします。
ちなみに翌日の神泉苑祭は
どういった事をするのかと言いますと
本堂にて『大般若経六百巻転読祈願法要(だいはんにゃきょうろっぴゃくかんてんどくきがんほうよう)』を
行なった後、氏子区域を子供神輿が巡行したり
法成橋にて『静御前の舞』の奉納などがあるんですよっ
※転読祈願法要では、全部で600巻ある大般若経を数人の僧侶で転読(お経の最初と中盤、最後の数行を読む事。)します。転読については五大力尊法要 2013(積善院準提堂)の記事をご覧下さい。
では、そんな宵宮を早速レポートしたいと思います!
まずこちらが18時半より行なわれた雅楽奉納です。
普段は龍王船と呼ばれていますが
宵宮では『雅楽船』として、中に雅楽の演奏者が乗り込み
船上にて雅な演奏が40分ほど行なわれます。
ただ演奏するだけでなく、演奏者の方々は
雅楽で使われる楽器や楽曲の解説もしていたので
初めて見る人でも、分かりやすく
皆さん、耳を傾けていらっしゃいましたよ~。
雅楽船の浮かぶ法成就池(ほうじょうじゅいけ)から
優雅な音色が、春の夜空に鳴り響き渡っていました
続いて19時半より、善女龍王社前にて
『よかろう太鼓』の方々による和太鼓奉納が行なわれます
約10人ほどの男女が、大小さまざまな太鼓を
力強く30分間ほど打ち鳴らしていました。
ちなみに
祇園祭の還幸祭(かんこうさい)で
神泉苑に来た神輿を、豪快な太鼓で出迎えているのも
『よかろう太鼓』の方々によるものです。
※その時の様子は祇園祭 2012 還幸祭(八坂神社)をご覧下さい。
さて、神泉苑祭の前後数日間は
大変賑やかなものとなっていて
5月1日~4日までは
境内の狂言堂にて神泉苑狂言の奉納や
その他、屋台なども連日、出店されています
この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか?
そんな神泉苑祭 宵宮が行なわれた
神泉苑の場所はコチラ↓
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