2012-03-26 | |
テーマ:花 |
関連:菅大臣神社 / |
菅大臣神社の梅(ウメ)
こんにちは京子です♪
本日も、京都の梅の名所をひとつご紹介したいと思います。
菅大臣神社(かんだいじんじんじゃ)です
きれいな梅が咲いていますよねっ。
(・∀・)ノ『飛梅(とびうめ)』と言います。
その昔、菅原道真を追いかけて梅が飛んでいった事が
名前の由来となっています。
※菅大臣神社は道真の邸宅跡地に建てられた神社です。
菅原道真と言えば、学問の神様として全国の天満宮に祀られている人物ですよね。
彼は、朝廷に仕えていた人物で
頭がよく、どんどん出世しますけれど
時の左大臣だった藤原時平(ふじわらのときひら)と対立し
デマを流され・・・結果的に左遷されてしまいます
※時平から見れば、道真は政敵だったのです。
一連の出来事を『昌泰の変(しょうたいのへん)』と言います。
そして、左遷された先というのが・・・
九州の
大宰権帥(だざいのごんのそち)と言いまして
九州は大宰府にある副司令官です。
これは当時、右大臣だった道真からすれば
天と地ほどの差がある降格でした。。。
京都から離れる事を余儀なくされた道真は
妻子とも別れ大宰府へと下ります。
そんな道真が都を去るにあたり
詠んだ唄があります。
「東風吹かば にほひ(匂い)おこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」
そうです・・・梅の歌だったんですね。
東風とは春風の事です。
主なしとは、主を失った梅の木の事です。
彼は生前、梅が好きだった人物でも知られ
邸宅には見事な梅が植えられていたようです
「春風が吹けば、その香りを私の所まで届けておくれ。。
主人がいなくなったとしても、春を忘れないで。」
そう道真は言い残し、都を去ったのです。
拝殿近くにもう一本、梅が咲いていました。
しかし、道真が去った後
主を失った梅の木は、なんと道真を追いかけ
この京の地から太宰府まで一夜で飛んでいった
という伝承が残っているんですね。
そこから「飛梅」という名が付いたんですね。
ちなみに
その後、左遷された道真は
結局、京に戻る事が出来ずにそのまま死去・・・。
彼は悔しい思いを残したまま、この世を去りました
狛犬と梅をパシャリ
しかし、都では道真の死後
道真の祟りと言われている出来事が次々と起こり
パニックになっていました
そこで、彼の怨念を静める為
全国に天満宮が建てられる事になったんですよね。
そのお話については北野天満宮 その2の記事をご覧下さい。
という事で、そんな道真ゆかりの『飛梅』が見所の
菅大臣神社の場所はコチラ↓
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