2010-04-28 | |
テーマ:お寺 |
関連:善峯寺の紅葉 / 桂昌院遠忌法要(善峯寺) / |
善峯寺
皆さんお元気ですか
京子は一足早くGWです
本当は明日からなんですけど
有給をつかっちゃいました!
さて、そんな有給を使ってまで行ってきたお寺があります。
阪神大震災の時に
命を救ったお守りがあるのをご存知ですか
倒壊した阪神高速から今にも
落ちる寸前で踏みとどまった高速バス。
そのバスの運転席に吊るされていたお守り。
どこのお寺のお守りかというと
どん
善峯寺(よしみねでら)です
※善峰寺とも書きます
その話が広く伝わり
落ちないという事から受験生のお守りとして
この善峯寺へ合格祈願をしに遠くからも参拝される方が
多く来られるそうですが
ここは、源信の弟子にあたる源算という方が創建したみたいです。
どうですか!?この景色
京都市内を一望できる小高い山に位置する善峯寺。
見晴らしもいい
空気もとっても澄んでいて美味しい
気持ちの良い清涼感
市内にあるお寺や神社とは
一味違う雰囲気に京子のテンションも上がります
境内もとても広く(ぐるーっと一周すると約40分かかります)
山の中にあるので急斜面の連続です
大きな山門受付をくぐると
見えてくるのが観音堂(本堂)です。
そしてどんどん進んでいくと
次に出迎えてくれるのが
重要文化財の
多宝塔
そしてその向かいにあるのが
天然記念物、日本一の松と言われる!
遊龍の松
樹齢は600年!
全長は約40メートルのながーーーい松
地上を這うように極太の枝が横たわり
まさしく躍動感のある
ド迫力の龍のような松の木です
絵馬にもこの遊龍は使われているんですっ
そして、一味違ったお地蔵さんも
発見
説明書きによると
自分以外の人の幸せをお願いする
幸福地蔵(こうふくじぞう)
自分の幸せじゃなく
人の幸せを願うっていうのが
なんだか、とっても素敵ですよね
両親や友達の幸せを願い
手を合わせてきました
じつはこの善峯寺、応仁の乱で
伽藍が燃えてしまったのを
徳川幕府5代将軍、綱吉の
お母さんである桂昌院(けいしょういん)によって
再興されたのですが
(写真は禁止だったのですが
寺宝館文殊堂というの建物もありまして、桂昌院が残した
貴重な品々も展示・公開していました)
ばっちり、桂昌院の像も発見
そして、よーく像を見てみると・・・
わんちゃん
そうなんです。
綱吉といえば、やっぱり生類憐みの令ですよね。
生類憐みの令というのは、綱吉の時代にいろいろ出した
お触れの総称です
なんでも綱吉に男の子が生まれないので
お坊さんに聞いたところ
前世で殺生が原因といわれ
生き物を大切にしたそうです。
というのが、京子が学生の頃に聞いた話なんですが
この説は最近怪しくなってきてるみたいですので
今後の展開に期待です。
生き物を大切にしよう、命を大切にするという
いわゆる“動物保護法”ですね。
(綱吉は戌年生まれという事から特に犬を大切にしてたようです。)
この徳川綱吉はドラマなどでは
とても悪く演じられる事が多いんです(汗)
その理由に、生類憐みの令や忠臣蔵のお話じゃないでしょうか
しかし、実際はとても優れた将軍であったと
京子は思います
よくもわるくも生類憐みの令で
戦国から存在した、かぶき者(今でいう不良とでもいうのかな。)も
綱吉の時代には、ほとんど見なくなったみたいです。
他にも経済政策等は近年再評価されつつあります。
また、おもしろエピソードとしては
カラスのお話っていうのもありますよね
ある日、綱吉の頭の上にカラスが糞を
してしまったらしく
綱吉が
それを見た家臣がカラスを弓で射殺そうとしたところ
「生類憐みの令を忘れたのか!捕らえろ!」と。
その後、そのカラスはなんと
評定所(今でいう最高裁判所)にかけられ、
八丈島に遠島ということになりました
すごい・・・
どんな裁判になったのでしょうか。
当時の様子を再現したVTRがあるのなら
是非、拝見したいです(汗)
そして、もっとびっくりするのが
その後、
八丈島に連れて行かれ
そこでカラスの
縄を解いたのち・・・
なんと、再び江戸方面に逃走!!!
あまり知られていない
エピソードだったりしますが
私も今日からGW
日ごろのデスクワークから逃走し
素敵な京都休日ライフを満喫しております
そんな善峯寺の場所はコチラっ!
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