メモ2019-12-08
テーマ:お寺

正寿院

今回ご紹介するのは

可愛いハート型の窓で知られる

京都府綴喜郡(つづきぐん)

宇治田原町(うじたわらちょう)にある

正寿院(しょうじゅいん)です!


正寿院

正寿院

正寿院は、山号を慈眼山(じげんざん)という

高野山真言宗の寺院です


真言宗正寿院と書かれた石碑

真言宗正寿院と書かれた石碑


創建については、2度の火災で文献が燃えてしまい

あまり詳しいことがわかっていないそうですけれど

約800年前になるんだそうですよ


奈良時代の717年(養老元年)に創建された

飯尾山医王教寺(いおうきょうじ)の

塔頭(たっちゅう)として創建されたんですね

※塔頭とは、師や高僧の死後に彼らの徳を慕い、お墓の周りに建てられた小さな院や脇寺(わきでら)の事を言い、境内にあるものを境内塔頭、境外にあるものを境外塔頭と言います。


その後、一時衰退してしまいますけれど

江戸時代の1614年(慶長18年)に

祐胤大徳(ゆういんだいとく)が

再興し、現在に至るということです


それでは、早速中に入っていきましょう


こちらが山門になります。


山門

山門


山門をくぐった正面には地蔵堂あって

叶紐(かのうひも)が何本も結ばれていました


地蔵堂

地蔵堂


叶紐は、叶結びされた紐のことです

叶結びは、装飾結びの1つで

表の結び目が漢字の「口」

裏の結び目が漢字の「十」に見え

「口」と「十」で「叶」という字になることから

このように呼ばれているんですね~


昔から願いが叶うという意味を込めて
儀式やお守りに使われてきました


正寿院では、毎月8のつく日に訪れると

叶紐を頂けるそうで、叶紐を地蔵堂に

願いを込めて結ぶと良いそうですよ


そして地蔵堂の左手を見ると・・・

かわいいお地蔵さんがいらっしゃいました

お地蔵さん

お地蔵さん


このお地蔵さんの座っている板の所々に

埋木(うめき)という建築技法が見られます。


埋木とは、木材の割れた部分や穴などを

他の木材で修復することなんですね


写真を見ていただけるとわかりますけれど

ハートや楓、扇子の形といった遊び心が

とってもユニークじゃないですか


そして、そのお地蔵さんのさらに左手に

本堂があります


本堂

本堂


本堂に入るとすぐに

お茶とお茶菓子が頂けちゃいます


お茶菓子の瓦せんべい

お茶菓子の瓦せんべい


本堂の前のお庭を見ながら

お茶菓子を頂けるなんて嬉しいお心遣い!

ここでしばし、ほっこりさせて頂きました


本堂の前のお庭

本堂の前のお庭


本堂には、室町時代後期の制作と目される

ご本尊の木造十一面観音菩薩立像

安置されています


木造十一面観音菩薩立像が安置されています。

木造十一面観音菩薩立像が安置されています。


こちらの十一面観音菩薩立像は秘仏となっていて

50年に1度のご開帳となっているんですね

ですから見ることは出来ませんでした


ご本尊が安置された厨子(ずし)の扉から

紐が垂れ下がっているんですけれど

これは結いの紐といって

ご本尊の中指と薬指に結ばれた紐なんですね


お参りするときには、結いの紐を
両手で挟んで手を合わせるというワケです。


50年に1度しか見る事が出来ないかわりに

お参りにきた方と、ご縁を結ぶという意味で

結いの紐があるんだそうですよ


ご本尊の天井には300年前の江戸時代に描かれた

種字曼荼羅(しゅじまんだら)があります。

※種字曼荼羅とは、仏教の世界を梵字で描いて表現したもの。


種字曼荼羅

種字曼荼羅


そしてご本尊の隣の部屋には

不動明王坐像が安置されていました。

こちらは快慶(かいけい)の作と伝わっています


不動明王坐像が安置されています。

不動明王坐像が安置されています。


写真では、ちょっと遠くて

わかりにくいかもしれませんので

アップの写真をどうぞ!


不動明王坐像

不動明王坐像


どうですか??とっても怖い顔をしてますね

ちなみに不動明王は、もともとインドの

ヒンドゥー教の神様だったんですよ!

それが密教に取り入れられて

大日如来(だいにちにょらい)の

化身になったんですね


不動明王は、救い難い深い煩悩にとらわれた人々を

手段を選ばず、ときに力ずくで救済するので

このような憤怒の表情をしていると

いわれています


仏教を信じていない人にも追いかけてきて

無理矢理に救ってくれるんだそうですよ


そして先程の山門を出て

道路を挟んだ西側にあるのが客殿です。


客殿

客殿


客殿には、則天の間(そくてんのま)と

呼ばれる部屋があります。


夏目漱石(なつめそうせき)が創った言葉

則天去私(そくてんきょし)から

取られているそうですよ

※則天去私とは、我を捨てて自然に委ねること。夏目漱石の造語で、漱石の理想とする境地を表した言葉。


この部屋では、小さな私などは捨ててしまって

ただただ自然に身を委ねてみよう

といったところでしょうか


そして則天の間にはハート型の

猪目窓(いのめまど)があるんですね~


猪目窓

猪目窓


見た目はハートそのものなんですけれど

猪目(いのめ)といって

イノシシの目の形に似た文様

なんですね


猪目模様は、古来から魔除け厄災を祓うといわれ

様々な場所に使われてきました。


神社仏閣の建造物にはもちろんのこと

刀や仏具にも使われていたりします


この窓が女性に大変人気があって

行楽シーズンには、すごい混雑ぶりなんですね~

みんなハートが大好きですから


そして天井に目を向けると

花と日本の風景をテーマに描かれた

160枚の天井画


160枚の天井画

160枚の天井画


書家の祥洲(しゅうしゅう)や

福田匠吾(ふくだしょうご)

そして100名の日本画家に描いてもらったそうで

色とりどりで、とっても綺麗でした


人があまりいないときには

寝転んで見てもいいということで

ちゃっかり寝転んで見ちゃいましたよ


そしてこちらは感謝帳です。

感謝帳

感謝帳


自分の書いた「ありがとう」の感謝の言葉が

他の誰かの心を温かくしたり

感謝に気づくかもしれません、とのことです


正寿院は、夏になると風鈴祭りも行われ

たくさんの風鈴が飾られるそうですので

そのときにまた訪れてみたいと思います♪


ちなみに正寿院を訪れる際には

平日、茶室バスに乗るのがオススメですよ♪

バスの中にお茶席のような席が1席設けられています。

窓はもちろんハート型の猪目窓でした!


ということで、今回は

ハート型の猪目窓で人気の

正寿院をご紹介しました♪


ご興味のある方は

是非訪れてみてくださいね~♪


正寿院の場所はコチラ↓


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