今回ご紹介するのは
京都市下京区の菊浜学区
(きくはまがっく)で行われた
灯りのイベントである
![菊浜花灯路(きくはまはなとうろ)](2016/03/22/01/2016-03-22-1.jpg)
菊浜花灯路(きくはまはなとうろ)です!
菊浜花灯路は、3月14日から24日の期間
夜18時30分~22時30分まで
五条通付近の榎橋(えのきばし)から
七条通付近の昭和橋の間の
高瀬川(たかせがわ)沿いに
地域の方が制作した行灯(あんどん)をつるして
ライトアップするイベントなんですね
![菊浜花灯路の案内書き](2016/03/22/01/2016-03-22-3.jpg)
菊浜花灯路の案内書き
地域の方の高瀬川への関心向上や
菊浜学区の活性化、そして観光客の増加を
目的に行われたんですよ
![菊浜花灯路の桜の行灯](2016/03/22/01/2016-03-22-4.jpg)
菊浜花灯路の桜の行灯
ちなみに今回、吊るされた
行灯の数は30基で
行灯の四面の障子紙には
地元、『たかせ保育園』の園児らや
『ひと・まち交流館京都』による
可愛い絵が描かれています
![可愛い絵が描かれた行灯1](2016/03/22/01/2016-03-22-5.jpg)
可愛い絵が描かれた行灯1
![可愛い絵が描かれた行灯2](2016/03/22/01/2016-03-22-6.jpg)
可愛い絵が描かれた行灯2
ここで高瀬川について少し触れますと・・・
高瀬川は、京の豪商であった角倉了以
(すみのくらりょうい)が
方広寺(ほうこうじ)大仏再建の
資材を運ぶ為に開削したもので
その後、京都の中心部に
物資を運び入れる運送路として
大いに活用された運河の事なんですね
長さは約10kmあり
二条で鴨川の水を引き入れ
伏見を通り、宇治川で合流します。
主に上り(京都)は
お米やお酒、醤油等を運び
下りは、大八車や長持等を
運んだといわれているんですね
ちなみに高瀬川という名前は
この川を運行した舟の名前
『高瀬舟』に由来しているんですよ
![木屋町界隈の史跡、一之舟](2010/05/10/01/2010-05-10-1.jpg)
木屋町界隈の史跡、一之舟
高瀬舟の船入の場所は
10ヶ所以上あったそうで
菊浜学区の『菊浜』という名前も
当時の船入の名前から
取られているんですね~
そんな高瀬川沿いに吊るされた
柔らかい光の行灯が暗闇を照らして
水面に幻想的な雰囲気を作り出していました
![昭和橋付近の行灯](2016/03/22/01/2016-03-22-2.jpg)
昭和橋付近の行灯
という事で今回は
3月14日から24日の期間
菊浜学区で行われた菊浜花灯路を
ご紹介しました
菊浜花灯路が行われた場所はコチラ↓