今回ご紹介するのは
京都市北区の京都府立植物園内北西にある
半木神社(なからぎじんじゃ)です!
半木神社は、上賀茂神社
(かみがもじんじゃ)の境外末社で
京都府立植物園内北西に位置する
なからぎの森の中にあるんですね
多くの木や花が実を結ぶ
なからぎの森の中にある事にちなんで
試験の合格や恋愛成就に
ご利益があるといわれ
上賀茂神社で
『実守(みのりまもり)』が
授与されているそうです
なからぎの森の中にある半木神社
それにしても京都府立植物園内にも
神社があるなんて
植物園を訪れた事があっても
知らないという方も
いらっしゃるのではないでしょうか
半木神社の創建についての詳しい年代は
わかっていないそうなんですけれど
もともとは西賀茂(にしがも)の
浮田の森(うきたのもり)にあった
3座の神様のうちの1座で
それが賀茂川の洪水によって流され
この地に漂着し留まった事から
その流木で社殿を設けて
お祀りしたんだそうです
半木神社の説明板
このような経緯から半木神社ははじめ
『流木神社(ながれぎじんじゃ)』と
呼ばれていたそうですけれど
やがてそれが訛って
半木神社となったというワケなんですね
そしてこの周辺は
京都絹織物発祥の地であった事から
織物業の守護神とされたそうですよ
その後、京都府立植物園が開園し
植物園の守護神としても
崇敬されるようになったというんですね
半木神社の本殿
そんな半木神社のご祭神には
忌部氏(いんべし・いみべし)の祖神とされ
占いの神や神事の神様として信仰されている
『天太玉命(あめのふとだまのみこと)』が
お祀りされています
天太玉命は、神話の時代である
神代(かみよ)の昔に
天照大神(あまてらすおおみかみ)が
弟神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)の
振る舞いに怒って、岩戸に隠れた際
思金神(おもいかねのかみ)が考えた
天照大神を再び外に連れ出す策について
良い策かどうかを天児屋命
(あめのこやねのみこと)と共に
太占(ふとまに)によって占った神様なんですね
ちなみに太占というのは
鹿占(しかうら)とも呼ばれ
鹿の肩甲骨を焼いて
骨のヒビの入り方を見て
占う方法の事なんですよ
半木神社では毎年、4月と11月に
春秋の祭典が行われているそうです
という事で今回は
京都府立植物園内にある半木神社を
ご紹介しました
植物園に来られた際には
是非とも訪れてみて下さいね
半木神社の場所はコチラ↓