今回ご紹介するのは
京都市北区の京都府立植物園内北西にある
![半木神社(なからぎじんじゃ)](2016/03/18/01/2016-03-18-3.jpg)
半木神社(なからぎじんじゃ)です!
半木神社は、上賀茂神社
(かみがもじんじゃ)の境外末社で
京都府立植物園内北西に位置する
なからぎの森の中にあるんですね
多くの木や花が実を結ぶ
なからぎの森の中にある事にちなんで
試験の合格や恋愛成就に
ご利益があるといわれ
上賀茂神社で
『実守(みのりまもり)』が
授与されているそうです
![なからぎの森の中にある半木神社](2016/03/18/01/2016-03-18-1.jpg)
なからぎの森の中にある半木神社
それにしても京都府立植物園内にも
神社があるなんて
植物園を訪れた事があっても
知らないという方も
いらっしゃるのではないでしょうか
半木神社の創建についての詳しい年代は
わかっていないそうなんですけれど
もともとは西賀茂(にしがも)の
浮田の森(うきたのもり)にあった
3座の神様のうちの1座で
それが賀茂川の洪水によって流され
この地に漂着し留まった事から
その流木で社殿を設けて
お祀りしたんだそうです
![半木神社の説明板](2016/03/18/01/2016-03-18-4.jpg)
半木神社の説明板
このような経緯から半木神社ははじめ
『流木神社(ながれぎじんじゃ)』と
呼ばれていたそうですけれど
やがてそれが訛って
半木神社となったというワケなんですね
そしてこの周辺は
京都絹織物発祥の地であった事から
織物業の守護神とされたそうですよ
その後、京都府立植物園が開園し
植物園の守護神としても
崇敬されるようになったというんですね
![半木神社の本殿](2016/03/18/01/2016-03-18-2.jpg)
半木神社の本殿
そんな半木神社のご祭神には
忌部氏(いんべし・いみべし)の祖神とされ
占いの神や神事の神様として信仰されている
『天太玉命(あめのふとだまのみこと)』が
お祀りされています
天太玉命は、神話の時代である
神代(かみよ)の昔に
天照大神(あまてらすおおみかみ)が
弟神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)の
振る舞いに怒って、岩戸に隠れた際
思金神(おもいかねのかみ)が考えた
天照大神を再び外に連れ出す策について
良い策かどうかを天児屋命
(あめのこやねのみこと)と共に
太占(ふとまに)によって占った神様なんですね
ちなみに太占というのは
鹿占(しかうら)とも呼ばれ
鹿の肩甲骨を焼いて
骨のヒビの入り方を見て
占う方法の事なんですよ
半木神社では毎年、4月と11月に
春秋の祭典が行われているそうです
という事で今回は
京都府立植物園内にある半木神社を
ご紹介しました
植物園に来られた際には
是非とも訪れてみて下さいね
半木神社の場所はコチラ↓