今回ご紹介するのは
京都市上京区にある福勝寺(ふくしょうじ)の
宝珠尊融通御守授与
(ほうじゅそんゆうずうおんまもりじゅよ)です!
福勝寺では、毎年2月3日の
節分の日に限って、古くから伝わる
『宝珠尊融通御守』を
授与しているんですね~
弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)が
中国より授かったという秘法で
大寒(だいかん:1月21日頃)の日から7日間
1つ1つ加持祈祷をしているそうです
宝珠尊融通御守は
瓢箪(ひょうたん)なんですけれど
これは空海が中国より持ち帰った
様々な願いを叶えるといわれる
如意宝珠(にょいほうじゅ)に
由来しているそうで
この宝珠を2つ並べると
瓢箪に見えるからなんですね
宝珠尊融通御守
商売繁昌をはじめとする
所願成就にご利益があるといわれ
また、瓢箪には種が多いことから
子宝に恵まれるともいわれているんですよ
鎌倉幕府(かまくらばくふ)を開いた
源頼朝(みなもとのよりとも)や
天下人となった豊臣秀吉(とよとみひでよし)
そして江戸幕府の徳川歴代将軍も
この御守を頂いて、ご利益を
貰ったといわれています
ちなみにネット等を見ると
予約でしか授与されていないといった
情報が書かれていたりするんですけれど
実際は、そうではなくて
当日に行っても授与されているんですね
ただ、10年程前に
口コミで大変評判になった事から
前日から列をなして並ぶ参拝者の方が
多く出るようになったそうで
混雑を避ける為に予約制を導入したそうです
予約しなくても授与されているんですけれど
無くなり次第終了となってしまいますので
ご興味のある方は予約をした方が良いと思います
ちなみに一度授与して頂くと
宝珠尊融通御守の入った
袋の中に予約用のハガキが
入っているんですよ
ここで福勝寺はついても簡単にご紹介しますと・・・
福勝寺は、真言宗善通寺派のお寺で
山号は竹林山(ちくりんざん)といいます。
詳しい創建の年はわかっていませんけれど
空海が河内国古市郡中村(現在の大阪府羽曳野市)に
創建したのが始まりといわれているんですね
ひょうたん寺と書かれている木札
そんな福勝寺は
通称『ひょうたん寺』とも
呼ばれているんですけれど
これは、節分の日に宝珠尊融通御守を
授与しているからなんですよ~
それでは早速、レポートしていきましょう
早朝5時頃、福勝寺に着くと
普段は絶対に開いていない
山門が開いていました
2月3日の節分の日だけ開く山門
実はこちらの山門は
2月3日の節分の日だけ
開かれているんですね~
ちなみにこの山門は
もともとは五摂家の1つである
九条家の屋敷の門だったそうです♪
そして山門をくぐると、目の前にある
本堂入り口前の左右で
宝珠尊融通御守を授与されているんですね
本堂では祈祷が行われています。
ちなみに左が予約者用のもので
右が当日の方のものです!
その前にまずは去年の古くなった
宝珠尊融通御守を境内に設置された
専用の箱に納めなきゃいけません。
それから授与してもらうんですね
そして授与して頂いた後
そのまま帰ろうとしてはいけませんよ
宝珠尊融通御守が入った袋
宝珠尊融通御守を授かった後は
本堂に安置されているご本尊の
峰薬師(みねやくし)と呼ばれる
薬師如来にお参りをしましょう
そして、ご本尊の前に焚かれた
線香の煙に先程授与して頂いた
宝珠尊融通御守をかざすんですね~
どうもこうする事によって
さらに願力が増すと言われているんです
宝珠尊融通御守の入った袋の中には
宝珠尊融通御守の他に供物として
瓢箪の形をした紅白の干菓子
そして予約のハガキが入っていました
瓢箪の形をした紅白の干菓子
授与して頂いた宝珠尊融通御守を
仏壇や神棚、または御床(とこ)等の
清浄の場所にお祀りすると良いそうです
という事で今回は、毎年2月3日だけに授与されている
福勝寺の宝珠尊融通御守をご紹介しました
福勝寺の場所はコチラ↓