今回ご紹介するのは
京都市上京区にある福勝寺(ふくしょうじ)の
![宝珠尊融通御守授与(ほうじゅそんゆうずうおんまもりじゅよ)](2016/02/03/01/2016-02-03-4.jpg)
宝珠尊融通御守授与
(ほうじゅそんゆうずうおんまもりじゅよ)です!
福勝寺では、毎年2月3日の
節分の日に限って、古くから伝わる
『宝珠尊融通御守』を
授与しているんですね~
弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)が
中国より授かったという秘法で
大寒(だいかん:1月21日頃)の日から7日間
1つ1つ加持祈祷をしているそうです
宝珠尊融通御守は
瓢箪(ひょうたん)なんですけれど
これは空海が中国より持ち帰った
様々な願いを叶えるといわれる
如意宝珠(にょいほうじゅ)に
由来しているそうで
この宝珠を2つ並べると
瓢箪に見えるからなんですね
![宝珠尊融通御守](2016/02/03/01/2016-02-03-5.jpg)
宝珠尊融通御守
商売繁昌をはじめとする
所願成就にご利益があるといわれ
また、瓢箪には種が多いことから
子宝に恵まれるともいわれているんですよ
鎌倉幕府(かまくらばくふ)を開いた
源頼朝(みなもとのよりとも)や
天下人となった豊臣秀吉(とよとみひでよし)
そして江戸幕府の徳川歴代将軍も
この御守を頂いて、ご利益を
貰ったといわれています
ちなみにネット等を見ると
予約でしか授与されていないといった
情報が書かれていたりするんですけれど
実際は、そうではなくて
当日に行っても授与されているんですね
ただ、10年程前に
口コミで大変評判になった事から
前日から列をなして並ぶ参拝者の方が
多く出るようになったそうで
混雑を避ける為に予約制を導入したそうです
予約しなくても授与されているんですけれど
無くなり次第終了となってしまいますので
ご興味のある方は予約をした方が良いと思います
ちなみに一度授与して頂くと
宝珠尊融通御守の入った
袋の中に予約用のハガキが
入っているんですよ
ここで福勝寺はついても簡単にご紹介しますと・・・
![福勝寺](2014/09/03/01/2014-09-03-1.jpg)
福勝寺は、真言宗善通寺派のお寺で
山号は竹林山(ちくりんざん)といいます。
詳しい創建の年はわかっていませんけれど
空海が河内国古市郡中村(現在の大阪府羽曳野市)に
創建したのが始まりといわれているんですね
![ひょうたん寺と書かれている木札](2014/09/03/01/2014-09-03-3.jpg)
ひょうたん寺と書かれている木札
そんな福勝寺は
通称『ひょうたん寺』とも
呼ばれているんですけれど
これは、節分の日に宝珠尊融通御守を
授与しているからなんですよ~
それでは早速、レポートしていきましょう
早朝5時頃、福勝寺に着くと
普段は絶対に開いていない
山門が開いていました
![2月3日の節分の日だけ開く山門](2016/02/03/01/2016-02-03-1.jpg)
2月3日の節分の日だけ開く山門
実はこちらの山門は
2月3日の節分の日だけ
開かれているんですね~
ちなみにこの山門は
もともとは五摂家の1つである
九条家の屋敷の門だったそうです♪
そして山門をくぐると、目の前にある
本堂入り口前の左右で
宝珠尊融通御守を授与されているんですね
![本堂では祈祷が行われています。](2016/02/03/01/2016-02-03-2.jpg)
本堂では祈祷が行われています。
ちなみに左が予約者用のもので
右が当日の方のものです!
その前にまずは去年の古くなった
宝珠尊融通御守を境内に設置された
専用の箱に納めなきゃいけません。
それから授与してもらうんですね
そして授与して頂いた後
そのまま帰ろうとしてはいけませんよ
![宝珠尊融通御守が入った袋](2016/02/03/01/2016-02-03-3.jpg)
宝珠尊融通御守が入った袋
宝珠尊融通御守を授かった後は
本堂に安置されているご本尊の
峰薬師(みねやくし)と呼ばれる
薬師如来にお参りをしましょう
そして、ご本尊の前に焚かれた
線香の煙に先程授与して頂いた
宝珠尊融通御守をかざすんですね~
どうもこうする事によって
さらに願力が増すと言われているんです
宝珠尊融通御守の入った袋の中には
宝珠尊融通御守の他に供物として
瓢箪の形をした紅白の干菓子
そして予約のハガキが入っていました
![瓢箪の形をした紅白の干菓子](2016/02/03/01/2016-02-03-6.jpg)
瓢箪の形をした紅白の干菓子
授与して頂いた宝珠尊融通御守を
仏壇や神棚、または御床(とこ)等の
清浄の場所にお祀りすると良いそうです
という事で今回は、毎年2月3日だけに授与されている
福勝寺の宝珠尊融通御守をご紹介しました
福勝寺の場所はコチラ↓