今回ご紹介するのは

京都市上京区にある

北野天満宮(きたのてんまんぐう)で行われた


筆始祭と天満書(ふではじめさいとてんまがき)

筆始祭と天満書(ふではじめさいとてんまがき)です!


北野天満宮にお祀りされている

菅原道真(すがわらのみちざね)は

皆さんもご存知のとおり

学問の神様として知られていますよね


北野天満宮 社殿

北野天満宮


そんな道真は諸説ありますけれど
平安時代末期、書道で
三聖(さんせい)の1人に数えられ
『書道の神様』ともいわれていたんですね


ちなみに残りの三聖は

空海(くうかい)と小野道風(おののどうふう)です


そんな道真を偲んで北野天満宮では

毎年1月2日に筆始祭が行われているんですよ


筆始祭と書かれた看板

筆始祭と書かれた看板


ただ、こちらは本殿内で行われるので

写真はありません


神事では、神前に道真ゆかりの
神宝である松風の硯(まつかぜのすずり)や
洗面道具の角盥(つのだらい)
また、若水を入れた水差しに
筆、墨、短冊といった書道具をお供えして
書道に親しむ人々の
技芸の向上を祈願するんですね


絵馬所

絵馬所


そして、この日は筆始祭の他に

境内の絵馬所で多くの子供達や

書道愛好家の方々が

道真にあやかって書道上達を願い

天満宮の前で書き初めをする

天満書が行われるんですよ~


それでは早速レポートしていきましょう

※写真は過去のものを使っています。


午前9時頃、北野天満宮の境内に着くと

多くの子供達や親御さんが集まっておられました


中門である三光門(さんこうもん)前には

筆始祭に際して神職の方々が

お祓いを行うところでした


三光門(さんこうもん)前での神事

三光門(さんこうもん)前での神事


これは神様をお迎えするにあたって
罪や穢れ(けがれ)を祓っているんですね♪


神様は罪や穢れが大変お嫌いなんですよ


お祓い

お祓い


お祓いに続いて三光門をくぐり

本殿へと進んでいきます


三光門をくぐる様子

三光門をくぐる様子


本殿では冒頭でも触れましたように
道真ゆかりの書道具をお供えし
神事が行われるようです


そして約30分程で筆始祭の神事は

お納めされます


10時頃になると境内にある
絵馬堂では、神前書初めである
天満書が行われるんですね♪


天満書の様子

天満書の様子


天神様の神前で書初めをする事を

『天満書』といって

年始めに天満宮の神前で書初めをして

書道の上達を祈願するというワケです


北野天満宮と書かれた筆

北野天満宮と書かれた筆


天満書では、その年の干支や

正月らしい文字を書き込んでいましたよ~


正月らしい文字

正月らしい文字


書道愛好家の方は

芸術的な文字を書き込んでおられましたっ


書いた作品は神社に奉納する事ができ
1月下旬に本殿前の西回廊や
絵馬所に展示されるんだそうです!


天満書をする為の半紙

天満書をする為の半紙


ちなみにこの天満書は

2日だけでなく、4日までの3日間

午前10時から午後4時まで行われていて

約2,000点の作品が奉納されるんですね


晴れ着姿で天満書をする子供

晴れ着姿で天満書をする子供


奉納された作品は
書道家によって審査されるそうで
優秀作品には、なんと
天満宮賞等の賞が授けられるんですよ~♪


という事で今回は北野天満宮で行われる

筆始祭と天満書をご紹介しました


北野天満宮の場所はコチラ↓

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