今回ご紹介するのは
京都市上京区にある
北野天満宮(きたのてんまんぐう)で行われた
![筆始祭と天満書(ふではじめさいとてんまがき)](2016/01/03/01/2016-01-03-10.jpg)
筆始祭と天満書(ふではじめさいとてんまがき)です!
北野天満宮にお祀りされている
菅原道真(すがわらのみちざね)は
皆さんもご存知のとおり
学問の神様として知られていますよね
![北野天満宮 社殿](2010/10/07/01/2010-10-07-11.jpg)
そんな道真は諸説ありますけれど
平安時代末期、書道で
三聖(さんせい)の1人に数えられ
『書道の神様』ともいわれていたんですね
ちなみに残りの三聖は
空海(くうかい)と小野道風(おののどうふう)です
そんな道真を偲んで北野天満宮では
毎年1月2日に筆始祭が行われているんですよ
![筆始祭と書かれた看板](2016/01/03/01/2016-01-03-1.jpg)
筆始祭と書かれた看板
ただ、こちらは本殿内で行われるので
写真はありません
神事では、神前に道真ゆかりの
神宝である松風の硯(まつかぜのすずり)や
洗面道具の角盥(つのだらい)
また、若水を入れた水差しに
筆、墨、短冊といった書道具をお供えして
書道に親しむ人々の
技芸の向上を祈願するんですね
![絵馬所](2013/01/05/01/2013-01-05-4.jpg)
絵馬所
そして、この日は筆始祭の他に
境内の絵馬所で多くの子供達や
書道愛好家の方々が
道真にあやかって書道上達を願い
天満宮の前で書き初めをする
天満書が行われるんですよ~
それでは早速レポートしていきましょう
※写真は過去のものを使っています。
午前9時頃、北野天満宮の境内に着くと
多くの子供達や親御さんが集まっておられました
中門である三光門(さんこうもん)前には
筆始祭に際して神職の方々が
お祓いを行うところでした
![三光門(さんこうもん)前での神事](2016/01/03/01/2016-01-03-2.jpg)
三光門(さんこうもん)前での神事
これは神様をお迎えするにあたって
罪や穢れ(けがれ)を祓っているんですね♪
神様は罪や穢れが大変お嫌いなんですよ
![お祓い](2016/01/03/01/2016-01-03-3.jpg)
お祓い
お祓いに続いて三光門をくぐり
本殿へと進んでいきます
![三光門をくぐる様子](2016/01/03/01/2016-01-03-4.jpg)
三光門をくぐる様子
本殿では冒頭でも触れましたように
道真ゆかりの書道具をお供えし
神事が行われるようです
そして約30分程で筆始祭の神事は
お納めされます
10時頃になると境内にある
絵馬堂では、神前書初めである
天満書が行われるんですね♪
![天満書の様子](2016/01/03/01/2016-01-03-9.jpg)
天満書の様子
天神様の神前で書初めをする事を
『天満書』といって
年始めに天満宮の神前で書初めをして
書道の上達を祈願するというワケです
![北野天満宮と書かれた筆](2016/01/03/01/2016-01-03-7.jpg)
北野天満宮と書かれた筆
天満書では、その年の干支や
正月らしい文字を書き込んでいましたよ~
![正月らしい文字](2016/01/03/01/2016-01-03-8.jpg)
正月らしい文字
書道愛好家の方は
芸術的な文字を書き込んでおられましたっ
書いた作品は神社に奉納する事ができ
1月下旬に本殿前の西回廊や
絵馬所に展示されるんだそうです!
![天満書をする為の半紙](2016/01/03/01/2016-01-03-6.jpg)
天満書をする為の半紙
ちなみにこの天満書は
2日だけでなく、4日までの3日間
午前10時から午後4時まで行われていて
約2,000点の作品が奉納されるんですね
![晴れ着姿で天満書をする子供](2016/01/03/01/2016-01-03-10.jpg)
晴れ着姿で天満書をする子供
奉納された作品は
書道家によって審査されるそうで
優秀作品には、なんと
天満宮賞等の賞が授けられるんですよ~♪
という事で今回は北野天満宮で行われる
筆始祭と天満書をご紹介しました
北野天満宮の場所はコチラ↓