今回ご紹介するのは
京都市中京区にある
大極殿本舗(だいごくでんほんぽ)の
春庭良(カステーラ)です!
大極殿本舗は、初代である芝田茂助が
1885年(明治18年)に
『山城屋』として創業を開始した老舗の和菓子店で
京都で一番最初にカステラを販売した
お店として知られているんですね~
ですから、京都でカステラと言えば
大極殿本舗といった感じです
大極殿本舗(だいごくでんほんぽ)
もともとは高倉通四条下ルに
あったそうなんですけれど
1916年(大正5年)に現在地へと
移ってきたそうです
そんな大極殿本舗のカステラは
『春庭良』と漢字で書かれていて
これはカステーラが和菓子であると
考えているからなんだと思います!
ちなみにカステラと言えば・・・
室町時代末期の1549年(天文18年)に
ポルトガル人宣教師フランシスコ・ザビエルが
鹿児島に上陸し、キリスト教の布教を始めました
その時に日本に伝わった
南蛮菓子(なんばんがし)を独自で発展させて
出来た和菓子がカステラで
長崎が発祥地といわれているんですね。
つまり、もともと伝わった物からは
味も形も全く別物となったというワケです
そんなカステラを
大極殿本舗2代目芝田岩次郎が
本場、長崎県で修行をして
1895年(明治28年)にカステーラを
焼き始めたんだそうですよ
その後、日本で初めて国産の電気釜を
1928年(昭和3年)に導入し
大量生産が可能となりました。
大極殿本舗六角店。こちらには甘味処「栖園(せいえん)」が併設されています。
ちなみに大極殿本舗という名前は
大正時代に3代目が考案した
平安神宮(へいあんじんぐう)への
献上名菓である『大極殿』に
ちなんでいるんですよ
大極殿が好評を博し
大極殿さんと呼ばれるようになった事から
戦後、屋号を大極殿本舗と改めたそうです
こちらはカステーラの包装紙です!
カステーラの包装紙
カステーラの包装紙は
大正時代に使っていたものを
復刻したものなんなんですね
中にはカステーラの
説明書きが添えられていて
『100年召しましてもあきない「菓王」と信じます。』
と、書かれていました~♪
さて、大極殿本舗のカステーラを実際に食べてみると・・・
大極殿本舗のカステーラ
たまごの風味がふわっと広がり
甘すぎない味が素朴で
とっても美味しいんです!
ザラメが少なめで
卵の味を濃厚に感じられるんですよ~!
ちなみに今回食べたのは
ハーフサイズのものなんですけれど
ペロッと食べちゃいました~
コーヒーととっても相性がいいように
感じましたよ~
という事で今回は大極殿本舗の
春庭良(カステーラ)をご紹介しました!
大極殿本舗の場所はコチラ↓