今回ご紹介するのは
京都市中京区にある
大極殿本舗(だいごくでんほんぽ)の
![春庭良(カステーラ)](2015/11/02/01/2015-11-02-4.jpg)
春庭良(カステーラ)です!
大極殿本舗は、初代である芝田茂助が
1885年(明治18年)に
『山城屋』として創業を開始した老舗の和菓子店で
京都で一番最初にカステラを販売した
お店として知られているんですね~
ですから、京都でカステラと言えば
大極殿本舗といった感じです
![大極殿本舗(だいごくでんほんぽ)](2015/11/02/01/2015-11-02-1.jpg)
大極殿本舗(だいごくでんほんぽ)
もともとは高倉通四条下ルに
あったそうなんですけれど
1916年(大正5年)に現在地へと
移ってきたそうです
そんな大極殿本舗のカステラは
『春庭良』と漢字で書かれていて
これはカステーラが和菓子であると
考えているからなんだと思います!
ちなみにカステラと言えば・・・
室町時代末期の1549年(天文18年)に
ポルトガル人宣教師フランシスコ・ザビエルが
鹿児島に上陸し、キリスト教の布教を始めました
その時に日本に伝わった
南蛮菓子(なんばんがし)を独自で発展させて
出来た和菓子がカステラで
長崎が発祥地といわれているんですね。
つまり、もともと伝わった物からは
味も形も全く別物となったというワケです
そんなカステラを
大極殿本舗2代目芝田岩次郎が
本場、長崎県で修行をして
1895年(明治28年)にカステーラを
焼き始めたんだそうですよ
その後、日本で初めて国産の電気釜を
1928年(昭和3年)に導入し
大量生産が可能となりました。
![大極殿本舗六角店](2015/11/02/01/2015-11-02-2.jpg)
大極殿本舗六角店。こちらには甘味処「栖園(せいえん)」が併設されています。
ちなみに大極殿本舗という名前は
大正時代に3代目が考案した
平安神宮(へいあんじんぐう)への
献上名菓である『大極殿』に
ちなんでいるんですよ
大極殿が好評を博し
大極殿さんと呼ばれるようになった事から
戦後、屋号を大極殿本舗と改めたそうです
こちらはカステーラの包装紙です!
![カステーラの包装紙](2015/11/02/01/2015-11-02-3.jpg)
カステーラの包装紙
カステーラの包装紙は
大正時代に使っていたものを
復刻したものなんなんですね
中にはカステーラの
説明書きが添えられていて
『100年召しましてもあきない「菓王」と信じます。』
と、書かれていました~♪
さて、大極殿本舗のカステーラを実際に食べてみると・・・
![大極殿本舗のカステーラ](2015/11/02/01/2015-11-02-5.jpg)
大極殿本舗のカステーラ
たまごの風味がふわっと広がり
甘すぎない味が素朴で
とっても美味しいんです!
ザラメが少なめで
卵の味を濃厚に感じられるんですよ~!
ちなみに今回食べたのは
ハーフサイズのものなんですけれど
ペロッと食べちゃいました~
コーヒーととっても相性がいいように
感じましたよ~
という事で今回は大極殿本舗の
春庭良(カステーラ)をご紹介しました!
大極殿本舗の場所はコチラ↓