今回ご紹介するのは
京都市伏見区の三栖(みす)にある
三栖神社(みすじんじゃ)で行われた
秋季大祭の還幸祭(かんこうさい)です!
三栖神社秋季大祭の還幸祭は
『おかえり』と呼ばれ
1週間前に行われた『おいで』と呼ばれる
神幸祭(しんこうさい)と
セットになっているお祭です
ちなみに神幸祭では
壬申の乱(じんしんのらん)にちなんだ
『炬火祭(たいまつまつり:きょかさい)』が
行われる事でも知られています
※炬火祭について詳しくは、炬火祭 2015(三栖神社御旅所(金井戸神社))の記事をご覧下さい。
炬火祭(たいまつまつり:きょかさい)
還幸祭では、神様の乗ったお神輿が
三栖神社御旅所である
金井戸神社(かないどじんじゃ)から
氏子町を回って、三栖神社まで巡行し
再び氏子町を回って金井戸神社へと
戻ってくるというものなんですよ!
それでは早速レポートしていきましょう
※写真は過去のものを使っています。
午前7時頃、三栖神社御旅所の
境内にやってくると
2体の大きな獅子の頭
『神獅子(かみじし)』を担ぐ方達が
集まっておられました!
皆さん日曜の早朝だというのに
早起きで気合十分です!
お祓い
しばらくするとお祓いが行われ
神獅子の巡行が始まります
神獅子は
「あーよいよいよ!あーよいよいよ!」
という大きな掛け声とともに
氏子町を練り歩くんですよ~!
神獅子の巡行
ちなみに神獅子は
神様の御霊が乗ったお神輿の巡行前に
道を清める露払いの意味が
あるんだと思います
そんな神獅子は途中
通行人や家の外に出てこられた方達を
大きな口を開いて噛んでいました
これは神獅子に噛まれると
賢くなる!と
いわれているからなんです
また、写真は無いんですけれど
二階建てと呼ばれる
神獅子を肩車して巡行する凄いものも
行われていたんですね~!
この二階建ての巡行の時は
お神輿を担ぐ際に行われる
差し上げも行われたりして
はっきり言って
盛り上がります!!!
お神輿のお祓い
そして午後13時半頃には
稚児行列(ちごぎょうれつ)が出発し
その後、14時頃になると
お神輿の担ぎ棒に取り付けられた
カシャンカシャンと音の出る
鳴閂(なりかん)を鳴らす
『かん鳴らし』が始まります!
かん鳴らし
「ほいっとーほいっとー」の
掛け声とともに鳴閂を上下に振りながら
かん鳴らしが行われるんですね
かん鳴らしは、子供達もやっていて
とってもかわいらしかったですよ~
将来のお神輿を担ぐ担い手の姿に
皆さん暖かい声援を送っていました
その後、鳴閂をお神輿の
担ぎ棒に取り付けたら
いよいよ神輿渡御(みこしとぎょ)です!
神輿渡御(みこしとぎょ)
お神輿が出る時には
触れ太鼓も鳴らされて
盛大に送り出されました
そして約2時間かけて氏子町を回り
16時半頃、三栖神社に到着
三栖神社の本殿前に
10分程お神輿を安置します
三栖神社に到着
その後、再びお神輿を担ぎ
氏子町を回って
三栖神社御旅所へ20時頃に
戻ってくるんですね~
三栖神社御旅所に戻ってくる様子
御旅所境内では
お神輿の差し上げが行われ
クライマックスを向かえ
大いに盛り上がっていましたよ~♪
お神輿の差し上げ
という事で今回は三栖神社の秋季大祭
還幸祭をご紹介しました~
三栖神社の場所はコチラ↓