本日ご紹介するのは
京都市山科区にある岩屋神社(いわやじんじゃ)の
神饌田(しんせんでん)で行われた
お田植祭(おたうえまつり)です!
岩屋神社のお田植祭は
神社の神饌田で神職や近くにある椥辻保育園
(なぎつじほいくえん)の園児ら共に
五穀豊穣(ごこくほうじょう)を
祈願するというものです
※神饌田は岩屋神社から北東へ1.5kmほど行った所にあります。
長い間途絶えていたようですけれど
2000年(平成12年)に氏子の方から
田んぼを借りて復活させたんだそうですよ
園児もきっと良い経験になるでしょうね
ここで岩屋神社についても簡単にご紹介しますと・・・
岩屋神社
岩屋神社は
343年(仁徳天皇31年)に
本殿後ろの山中にある
陽巌(ようがん)と陰巌(いんがん)という
大きな磐座(いわくら)をお祀りし
創建されたといわれています
それでは早速、レポートしていきましょう
※写真は2013年のものです。
11時頃に到着すると
関係者の方々が集まって来られる所でした
神饌田横には、斎場が設けられ
しばらくすると神職の方達が来られて
手水の儀が行われます
斎場
神職の方や編み笠にもんぺ姿の
担任の先生である早乙女(さおとめ)を
手水で清めるんですね
手水の儀
その後、罪や穢れを祓う修祓(しゅばつ)を
引率の先生に連れられて
行儀よく待機していた園児達にも
行っていましたよ
修祓
神様は罪、穢れを嫌うので
しっかりとお祓いをするんですね♪
続いて祝詞(のりと)が奏上されると
神職の方は苗と鍬を手に持ち
早乙女と共に横にある神饌田へと移動します
最初に神饌田のお祓いを済ませると
神職の方が鍬を手に持ち
何やら耕しているような
素振りをしていました
これは、耕している所作を演じて
豊作を祈願する予祝行事なんだと思います♪
数回、かき混ぜると
今度は別の神職の方が早乙女に苗を渡して
太鼓の音と共に御田植が始まるんですね
なかなか田植えをする機会はないと思うんですけれど
テンポよく植えられていましたよ♪
早乙女が田植えをしている横では
園児達が保育士さんの手を借りながら
田んぼの縁で田植えを一生懸命行っていました
その対角線上では
保護者の方が我が子の雄姿を
写真に収めようと頑張っていらっしゃいましたよ
こうして10分程、田植えを行った後
斎串(さいぐし・いぐし:祓いの道具)を
水口(みなくち・水が入ってくる場所)へ立て
神饌田に入る水も清めます!
その後、再び斎場へと戻り
玉串を持って拝礼する
玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行い
30分程で無事に神事はお納められました。
一連のお田植祭の様子は
動画でも見てみて下さいね~
お田植祭の様子は動画でご覧ください。
そんなお田植祭が行われた
岩屋神社の神饌田の場所はコチラ↓