今回ご紹介するのは
京都市東山区にある
瀧尾神社(たきおじんじゃ)で行われた
例祭(れいさい)です!
ちなみに例祭というのは
その神社の中で最も大切なお祭の事なんですよ~
まずは、瀧尾神社について簡単にご紹介しますと
瀧尾神社は、いつ頃創建されたのか
詳しくわかっていないそうなんですけれど
平安時代には、すでにあったといわれています
もともと『武鵜社(たけうのやしろ)』と称し
東大路五条辺りにあったそうですけれど
1460年(応仁元年)の応仁の乱で焼亡すると
日吉坂(ひよしざか:現在地より東のエリア)
に再建され、その際に
『多景社』と改称したそうです
現在地へは、1586年(天正14年)
豊臣秀吉(とよとみひでよし)の
方広寺大仏建立に伴い移転してきたんだそうですよ
そして、江戸時代に入って
多景社から瀧尾神社と改称されたみたいです
そんな瀧尾神社は大丸百貨店を創業した
『下村彦右衛門(しもむらひこえもん)』から
崇敬を受けていた事で知られ
彼は行商へ行く途中に欠かさず
参拝していたといわれています
それでは早速、レポートしていきましょう♪
午前11時頃、瀧尾神社の境内につくと
本殿の前にテントや椅子が用意されていました。
しばらくすると
神職の方や氏子、関係者の方が
手水の儀(ちょうずのぎ)をします
手水の儀(ちょうずのぎ)
柄杓を使って神事の前に体を清めているんですね。
そして全員が清め終わると例祭が始まります
まずは、神様をお迎えするにあたって
関係者の罪や穢れを祓う修祓(しゅばつ)が行われ
続いて警蹕(けいひつ)と共に御扉を開きます!
※警蹕とは簡単に言いますと、神社等で神事の最中に神職の方が「オー」と声を出して周囲の人に不敬をしないよう警告する事です。その場合には、動かずその場で低頭しなければなりません。多くの場合、本殿の御扉の開閉時や神輿等に御霊を移す際に行います。
修祓(しゅばつ)
そして、神様をお迎えすると
神様へのお供えものである神饌をお供え
宮司による祝詞(のりと)の奏上が行われます
祝詞(のりと)奏上
続いて巫女による神楽
『浦安の舞(うらやすのまい)』が舞殿で
奉納されるんですね!!
浦安の舞の『浦』は心情を表す言葉で
『浦安』とは心が穏やかで安堵している
『心中の平穏』を意味しているそうです
近年(1940年)になり誕生した神楽で
昭和天皇が国の平和を願って詠まれた
御製(ぎょせい)に振り付けを加えたものなんです
ちなみに瀧尾神社の舞殿には
日本一の大きさともいわれる
龍(全長8m)が天井にあるんですよ
舞殿の龍
つまり!巫女神楽と龍をセットで
ファインダーに収める事が出来ると
いうわけなんですね~
舞殿の龍と巫女
神楽は前半は扇を使った舞で
後半は鈴を使った舞で構成されていました
優雅に舞う姿は
とても美しかったです
浦安の舞
そして神楽の奉納が終わると
神様に玉串を捧げて拝礼する
玉串奉奠(たまぐしほうてん)等が行われ
神事が滞りなくお納めされました。
最後に御神酒やお米等のお下がりが頂けましたよ
舞の様子は動画でご覧ください♪
神社で最も大切な祭礼なので
関係者以外お断り!
と思うかも知れないんですけれど
空いている席を進めてくださったり
玉串奉奠にも参加出来たりと
かなりアットホームな感じでした
気になった方は
来年、参加してみてはいかがでしょうか
そんな例祭が行われた瀧尾神社の場所はコチラ↓