今回ご紹介するのは
京都市南区の久世(くぜ)にある
倉掛神社(くらかけじんじゃ)です!
倉掛神社は、農耕を司る神様である
倉掛神(くらかけのかみ)をお祀りする神社です
つまり五穀豊穣の
ご利益があるという事ですよね♪
詳しい創建については
わかっていないようなんですけれど
一説には、671年(天智天皇10年)に
創建されたといわれています
近世以降には
お社のある東土川村の産土神(うぶすながみ)として
篤く崇敬されてきたそうですよ~
※産土神とは、その土地の守護神の事です。
そんな倉掛神社の周りには
鎮守の森が生い茂っていて
通称『暗がりの宮はん』とも
呼ばれているんですね。
昼間でも少し薄暗いんですよ
それでは早速、中に入っていきましょう
鳥居をくぐると割拝殿(わりはいでん)の手前に
『ちりんさん』と呼ばれる祠があります。
ちりんさん
『ちりんさん』は
古くなった御札を納める所みたいです。
こちらは割拝殿です!
割拝殿
通常の拝殿とは違って、中は2つに分かれ
その間を人が通れるようになっているんですね
そして割拝殿の前にあるのが
倉掛神をお祀りする本殿です
本殿は1666年(寛文6年)3月に
創建されたと伝わっていて
一間社春日造(いっけんしゃかすがづくり)の
屋根は杮葺き(こけらぶき)と
なっているそうですよ。
額
蛙が股を広げたような形の蛙股(かえるまた)や
海老のように反っている繋海老虹梁(つなぎえびこうりょう)
そして、木鼻(きばな)と呼ばれる
柱から出ている部分に施された装飾に
象の鼻に似ている象鼻等が使われ
装飾が非常に豊かで
京都の春日造では珍しいもののようです
その事から
1985年(昭和60年)の6月1日には
京都市指定有形文化財に指定されました!
また境内には小さな祠がいくつもありました~
こちらは境内にあったお稲荷さんです。
稲荷社
こちらは愛宕社です。
愛宕社
地元の方が管理されている神社で
普段もあまり人が訪れる事がないみたいですから
都会の喧騒から離れて
ゆっくりとした時間を過ごすのには
オススメのスポットです
絵馬
ちなみに、ここでキツネやタヌキに
化かされた人もいると
昔からいわれているそうですよ~
そんな倉掛神社の場所はコチラ↓