今回ご紹介するのは
京都府長岡京市(ながおかきょうし)にある
長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)で行われた
筆塚祭(ふでづかさい)です。
筆塚祭は
長岡天満宮の境内にある筆塚の前で
毎年5月5日に行われ
日頃使っている筆に感謝し
書道上達を願うお祭なんですね
筆塚
The 筆!
といった感じのモニュメントですよね
お祭では古くなった筆をお火焚で
焚き上げてもらえます♪
そして筆を持っていった方には
普段は授与されていない
『書道上達御守』が授与されるんですよ
筆供養をしてもらいつつ
特別なお守りを授与して頂けるなんて
うれしいですよね
書道上達御守
ここで筆塚祭の行われる
長岡天満宮についても簡単にご紹介しますと・・・
ご祭神の菅原道真(すがわらのみちざね)が
九州の大宰府(だざいふ)に左遷される際にこの地に立ち寄り
「わが魂長くこの地にとどまるべし」と
名残惜しんだ縁から、道真自作の木像を
お祀りしたのが始まりといわれています
※詳しくは、長岡天満宮 その1の記事をご覧下さい。
ちなみに菅原道真は学問の神様として
知られていますよね
※菅原道真について詳しくは菅大臣神社 その1の記事をご覧下さい。
それでは早速レポートしていきましょう
11時頃、長岡天満宮の境内に着くと
神事の準備が既にされていましたよ。
境内には、古くなった筆と
願いの書かれた火焚串をお焚き上げする
火床も設けられていました
しばらくすると・・・
神職の方が本殿から移してきた
『ご神火』を持ってくるんですね~
そして神事が始まります!
まずは神様をお迎えするにあたって
心身の罪穢(つみけがれ)を祓(はら)う為
修祓(しゅばつ)を行います
神様は罪穢をお嫌いになりますからね!
そして神様へのお供え物である
神饌(しんせん)を献上して神様をもてなすと
宮司による祝詞(のりと)が奏上されます
続いて神職の方が
先ほど本殿から移してきたご神火を持って
火床の方に移動し
いよいよ!ご神火を火床に点火するんですよ
ちなみにお焚き上げしている最中は
大祓詞(おおはらえことば)が読み上げられていました
※大祓詞は奈良時代から続く祝詞(のりと)の1つで、別名『中臣の祓(なかとみのはらえ)』と言います。
その後、再び筆塚の前に戻り
筆塚祭は無事にお納めされました!
日頃から筆を使っていらっしゃる方は
筆に感謝して来年、筆供養に
訪れてみてはいかがでしょうか